MONO TRENDY

デジタル・フラッシュ

格安SIMを据え置きで 「ホームルーター」は便利?

2018/3/11

HT100LNの本体天面。中央の大きなランプはWi-Fi機器の接続時などに点滅したり、色を変えたりして動作状況を示す
日経トレンディネット

最近はSIMフリータイプのWi-Fiルーターが売れているという。しかも最近はバッテリー内蔵でコンパクトなモバイルルーターだけでなく、AC電源を接続して使う「ホームルーター」タイプも登場してきた。

そんなホームルーターの一つ、「Aterm HT100LN」(以下「HT100LN」)を実際に試してみた。同機を販売するNECプラットフォームズによると、「『LTEのホームルーター』という位置づけをご理解いただくのに時間がかかりましたが、最近になってMVNO(仮想移動体通信事業者)からの採用、引き合いが多くなっています」とのこと。実際、IIJmioやイオンモバイルで採用されている。また、「SIMフリータイプのWi-Fiルーターが最もよく利用されている場所は自宅です。ADSLなどの固定回線に代わる通信手段として需要があります」。HT100LNを開発したのも、そんな需要を見込んでだ。IIJの担当者によると「春や秋の新生活シーズンは販売数が増加傾向にあります」という

HT100LNが最適なのは、自宅にインターネット回線がなく、通信手段はスマートフォン(スマホ)だけという家庭だ。例えば、転勤や進学などの事情で居住期間が限られたり、短期間で転居を繰り返したりする場合、有線ではその都度回線工事をしなければならず、手間がかかるばかりか費用もかさんでしまう。

スマホのテザリング機能を使う方法もあるが、テザリングの利用中は普段よりもバッテリーの消費が激しい。充電しながらテザリングすればバッテリー切れの心配はないが、スマホのバッテリーは最大まで充電できる回数に限りがある。電力消費の激しい機能をひんぱんに使っていると、それだけスマホのバッテリー寿命を縮めてしまうことになる。

これらの問題の解決策として使えるのが、HT100LNというわけだ。AC電源に接続して使うのでバッテリーの寿命とは無縁で、その都度テザリングをオンにする操作も不要。スマートスピーカーや携帯ゲーム機のように、Wi-Fiがなければインターネットに接続できない機器を使用するのにも向いている。

■本体は非常にコンパクト

右に置いたのはP10 lite。縦横のサイズはP10 liteの高さよりも小さい程度

最初にHT100LNの外観をチェックしておこう。天面から見た本体の形状は角が丸い正方形で、電源、Wi-Fiの状態、動作状況を示す3つのランプが備わっているのみ。本体サイズは130×130×37mm。一般的なSIMフリースマホの「P10 lite」(ファーウェイ)と比較した場合、厚みはもちろん本製品のほうが大きいが、縦横のサイズはP10 liteの高さよりも小さい程度だ。

MONO TRENDY 新着記事

MONO TRENDY 注目トピックス
日経クロストレンド
大手ジムが「有料オンラインレッスン」に注力する理
日経クロストレンド
アップル、4年半越し悲願 腕時計「常時点灯」の真意
日経クロストレンド
ANAも参入 「5G+分身ロボット」でビジネス変革
日経クロストレンド
花王が洗顔シートで王者を逆転 敵の弱点を徹底訴求
ALL CHANNEL