自分に1粒1900円はアリ? 今年の最新&限定チョコ
今年もバレンタインの季節がやってきました。この時期にしかゲットできない限定チョコを毎年楽しみにしている人は多いはず。彼や家族、お世話になっている方へのプレゼントもいいけれど、日ごろ頑張っている自分へのご褒美チョコをお忘れなく。話題のチョコをピックアップしました。
チョコレートのパラダイスで一押しを探す
バレンタインシーズンの百貨店は、チョコを愛する者にとってはパラダイス。西武池袋本店(東京・豊島)7階、2月14日まで開催中の「チョコレートパラダイス 2018」をチェックしました。
1200平方メートルの催事場を全部使った空間に100を超えるチョコレートブランドが連なり、テンションが上がります。今年はパリのフードライター、ラファエル・マルシャル氏がすすめる6ブランドのパリ・ショコラをはじめ、初登場や限定販売のチョコが目白押し。インスタ映えするだけでなく、パティシエのこだわりがつまったチョコと出合えます。
バームクーヘンでおなじみのクラブハリエは、この時期限定の「ショコラバーム」(1944円、税込み)を販売。有機栽培カカオで作られたチョコレートの生地にビターで濃厚なガナッシュをプラス。社長の山本隆夫さん自身が一番好きだというおすすめの食べ方は、放射状に切り分け、ガナッシュ部分を上にして電子レンジで5秒ほど温めます。ガナッシュがとろけてバームクーヘンを包みこむと、思わず笑顔になること間違いなし。
店頭では、お菓子の国際コンクール「WPTC」で優勝した作品も販売します。例えば「ピーターパン」のイメージからつくった3つのチョコの一つ「ウェンディ」は、はちみつでソテーしたリンゴにカルバドスの香りを加え、キャラメル、チョコの層で包むという手の込んだもの。ヒロインの少女の名前がついた愛らしいチョコは、やっぱり自分に贈りたいですね。
山本さんに、おいしいチョコの食べ方をお聞きしました。「冷やしすぎると香りが立たなくなるので温度に気をつけて。理想は18度前後、冷蔵庫に入れた場合は食べる1時間ほど前に出しておくといいですね」(山本さん)
和と洋の魅力をコラボさせたユニークな商品が「ジャズ羊羹(ようかん)ショコラ」(2592円、税込み)。ピアノの鍵盤の白い部分は白あん、チョコの部分にはイチジクにレーズン、チェリーのドライフルーツが入って、すっきりとした甘さです。かわいいルックスと、生チョコのテリーヌのような意外性のある食感が楽しい。これをプレゼントにもらえたらうれしいですね。
小豆味の「ジャズ羊羹クラシック」(2160円、税込み)が定番で、「ショコラ」は冬季限定です。購入は「ジャズとようかん 湯布院CREEKS.」のウェブサイトか湯布院本店(大分県由布市)で。池袋西武本店では2月14日までの販売です。
会場内で単価がもっとも高いチョコレートは、こちら。ブルガリ イル・チョコラートのチョコレート・ジェムズ「サン・ヴァレンティーノ2018"ルイ・エ・レイ"」(3800円、税込み)。1粒1900円です。
ホワイトロゴが入った「ルイ」は、レモンピールのガナッシュをホワイトチョコでコーティング。ピンクロゴの「レイ」は、ピエモンテ産ヘーゼルナッツとデーツのジャンドゥーヤガナッシュをビターチョコでコーティングしています。その名のとおり宝石のような2粒。もらう方もあげる方も、自分用にも? 最高にテンションが上がることでしょう。
フレッシュなイチゴ入りタブレットに驚き
一方、パリの名門ショコラティエ「ジャン‐シャルル・ロシュー」は2018年1月18日、東京・南青山に日本の第一号店「JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo」をオープンしました。
ここの話題はパリの本店と同じ、生のフルーツを使用した「フルーツタブレット」(3300円から、税別)です。現在のフルーツはイチゴ。香り高いダークチョコの中からフレッシュなイチゴの果汁があふれ、思わずうっとり。生のフルーツのため賞味期限はわずか1日です。
フルーツタブレットの販売は毎週土曜日のみ、30個限定です。フルーツは季節によって変わるので、バレンタインが終わっても楽しみは続きますね。
毎年のことだけど、やっぱり心を躍らせてくれる魅力的なチョコたち。ぜひ今年もすてきな一品を見つけてください。
(ライター 大崎百紀)
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