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グルメ・トラベル

花粉症の季節目前、ヨーグルト食べ比べランキング

2018/2/7

プレーンタイプのヨーグルト16商品を、食の専門家4人が食べ比べました

 季節は少しずつ冬から春へ。でも、花粉症の人には憂鬱な季節到来でもあります。腸内の環境を整えると花粉症などの予防や症状の軽減につながるといわれ、ヨーグルトを積極的に取る人が増えているようです。機能性をうたう商品も増え、注目されています。

 そこで今回は、毎日でも食べやすいプレーンタイプのヨーグルト16種類を、食の専門家4人が食べ比べました。味、香り、価格、パッケージ、利便性などを総合的に審査。ベスト3も発表します。

写真左:日高直子さん 野菜ソムリエプロ。働く女性の元気とキレイをサポートする「野菜と美しい食研究所」主宰。写真右:斉藤千晴さん 1級フードアナリスト。ジャパンフードセレクション最終審査委員
写真左:兼松直子さん ワインエキスパート。ワインの情報サイト「ソムリエノート」にて執筆中。写真右:伊能すみ子さん アジアンフードディレクター。食文化を通して料理提案や執筆を手がける

 「美腸プランナー」としても活動している兼松直子さんは最初に、「花粉症対策や腸内環境を整える上では、ヨーグルトに含まれている特定の菌が効くわけではありません。1種類だけ食べるのではなく、いろいろと食べ比べて好みを選びましょう」とアドバイスをくれました。

 気になるヨーグルトの味は? さっそく実食してみましょう!

■しっかり食感 固形ハードタイプのヨーグルト

 スプーンですくって食べるスタンダードなヨーグルト。酸味の度合いを、購入の目安にしている人もいるのでは。

さわやかな青色を基調としたデザインが多い。容量も用途によって使い分けができそう

 まず手に取ったのが、「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」(明治、260円/450g)。プレーンヨーグルトを家庭に定着させた、発売から約40年というロングセラー商品です。審査員から「安心感、安定感がある」との声が。「プレーンヨーグルトの王道。自然な凝固感、酸味、香り、すべてにおいて安心感があります」(斉藤千晴さん)。職場用として同商品を常備しているという兼松さんは、「食べた後に酸味の余韻が長く残って、大人向きの味」とコメント。

 酸味がしっかりある大人向けの商品が印象的だった中で、「小さなお子さんにも」と声が上がったのが、1975年発売とこちらもロングセラー商品の「ソフール プレーン」(ヤクルト、100円/100ml)。「なめらかな食感。酸味が抑えてあるので、小さなお子さんも食べやすそう」(伊能すみ子さん)。さらに、グリコ独自のビフィズス菌BifiXが特徴の「BifiXヨーグルト 375g」(江崎グリコ、183円/375g)も、「甘みがあり子どもに好まれそう」(日高直子さん)との声がありました。

■とろりとなめらか 固形ソフトタイプのヨーグルト

 とろりと流れるようなソフトタイプのヨーグルト。ハードタイプは酸味に特徴がありましたが、こちらは全体的に酸味が抑えてあり、口当たりもマイルドな仕上がりになっていました。

パッケージにヨーグルトの食感を表すデザインが多く、イメージがわきやすい

 軽い食感が好評だったのが「よつ葉 北海道十勝生乳100とろっとなめらかヨーグルト」(よつ葉乳業、オープン価格/400g)です。「酸味がなく、そのままで食べやすい。このなめらかさは今までにない軽さ」(日高さん)、「トロトロ感がすごい。ラッシーのようなドリンクにアレンジしても飲みやすそう」(伊能さん)。この食感は食べて驚き! と各審査員が興味津々でした。

 「お口からカラダのことを考える」という新しい提案に関心が集まったのが「ロイテリヨーグルト」(オハヨー乳業、オープン価格/110g)。腸内環境を整えるだけではなく、口腔(こうくう)内フローラ(口の中の細菌の集まり。細菌が生存しているさまが花畑のように見えることから「フローラ」と呼ばれる)をロイテリ菌の働きによって良好にするという商品です。「口腔内に着目するという、他にはないアプローチが面白い」(斉藤さん)、「甘みが強い。デザートとして食べるのによいかも」(日高さん)。新しいコンセプトのため、「口腔内を意識してヨーグルトを食べるというのが今後どれくらい受け入れられるか未知数」(伊能さん)という意見もありました。

■粘りがすごい! ギリシャヨーグルト、カスピ海ヨーグルト

 粘度の強さが特徴のヨーグルトは混ぜるのが大変。しかし、それが楽しいところでもあります。ギリシャヨーグルトとカスピ海ヨーグルト、その違いは?

地中海をイメージさせるような鮮やかなブルーのパッケージが印象的

 混ぜることで特徴的なとろみが出てくる「おいしいカスピ海 脂肪ゼロ 400g」(江崎グリコ、198円/400g)。「ねっとりとした食感で満足感がある」と多数の声がありました。「しっかり混ぜることで、よりなめらかな口どけになります」(斉藤さん)。「腹持ちがよさそうなので朝食によい」(日高さん)

 一方、「後味さっぱりで食べやすい」という意見が多かったのが、フジッコの「カスピ海ヨーグルト プレーン400g」(258円/400g)。「コクと粘度のバランスがよい。さっぱりしていながら満足感もある」(兼松さん)、「ほどよい酸味。野菜などにあえて使ってみたい」(伊能さん)

 では、ギリシャヨーグルトはどうでしょうか。審査員全員から「チーズのような味わい」と共通のコメントがあった2社の商品。「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ プレーン」(森永乳業、141円/100g)は、「クリームチーズの代わりにお菓子作りやサンドイッチに使っています」(日高さん)、「料理のアクセントに活用したい」(斉藤さん)。茨城乳業「ギリシャヨーグルト」(オープン価格/250g)には、チーズのたとえと同様に「食感が豆腐のよう」(兼松さん、日高さん)とのコメントも。ギリシャをイメージさせるようなパッケージも好評でした。

 それでは、ヨーグルト16種類を食べ比べた結果、ベスト3の発表です!

■第3位 「よつ葉 北海道十勝プレーンヨーグルト生乳100」(よつ葉乳業、オープン価格/400g)

第3位 「よつ葉 北海道十勝プレーンヨーグルト生乳100」

 北海道ブランドの乳業メーカーとして愛され続けているよつ葉乳業から、2017年8月に発売されたヨーグルトがランクインしました。北海道十勝の牧場で搾られた生乳を100%使用。非遺伝子組み換え飼料で乳牛を育てている酪農家を指定して製造しています。ヨーグルトを容器の中で発酵させる「後発酵製法」を採用。生きて腸まで届くビフィズス菌Bb-12の働きによって腸内環境を改善し、おなかの調子を整える特定保健用食品です。

 圧倒的な生乳感に審査員一同が驚きました。「酸味を感じたと思ったら、すぐに生クリームのようなクリーミーさが一気に広がる。ホエーが少ない分、より生乳を感じられます」(伊能さん)。「ワンランク上のヨーグルト。重量感があって、少量でも満足感があります」(日高さん)

 さらに、料理に使いたいとのコメントも。「濃厚さがしっかりあるので、ソースとして使ってみたい。ラグーパスタなど、チーズの代わりにかけてもよさそう」(斉藤さん)。兼松さんは「カッテージチーズのようなテクスチャーで、ワインに合いそう。スライスしたフルーツに盛り合わせたい」と、ワインとの相性のよさが特に好印象だったようです。アレンジのしやすさも高評価となりました。

■第2位 「ナチュレ 恵 megumi」(雪印メグミルク、240円/400g)

第2位 「ナチュレ 恵 megumi」

 「恵」ブランドの筆頭である「ナチュレ 恵 megumi」が第2位に選ばれました。白いパッケージに赤い文字が印象的です。現代日本人のおなかを研究して選んだ2つの善玉菌、「ガセリ菌SP株」「ビフィズス菌SP株」を配合しています。雪印メグミルクの乳酸菌は、もともと日本人のおなかにすんでいるヒト由来の乳酸菌から選んだ菌株なので、生きて腸まで届き、とどまってくれます。

 まず注目が集まったのが「1日の摂取目安量100g」の目安となる、容器に表記された目盛り。「これは一目瞭然」と称賛の声が上がりました。

 食べやすさも高評価。「適度な酸味とミルク感。食事だけでなくおやつとしても活用したいです」(斉藤さん)、「味、食感とバランスのよさが印象的です。年齢を問わずファミリー層におすすめしたい」(日高さん)、「後味がまろやかで毎朝でも食べたくなる」(兼松さん)。容器は食べ終わった後に小さくたためる説明書きもあり、随所に細かい配慮がされていることにも関心が集まりました。

■第1位 「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」(小岩井乳業、280円/400g)

第1位 「小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト」

 審査員の中でも「常備している」というファンが多く、初めて食べたという審査員をもとりこに。みごと第1位に選ばれました。

 生乳だけを長時間じっくりとタンクで発酵させる「長時間前発酵製法」を採用することで酸味を抑え、まろやかなヨーグルトに。ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ラクティスBB-12)の働きで腸内環境を改善し、おなかの調子を保ちます。

 審査員は見た目の容器に注目。1984年の発売以来変わらず、三角形の容器を採用しています。これはスプーンを使わなくても、三角の角を利用して注ぎ入れられるよう配慮したもの。持ったときの手にフィットするよう試行錯誤された結果なのです。審査員からも「これは持ちやすい」という声がありました。

 冷蔵庫に2パックは常備しているという斉藤さんは「大人向けのぜいたくなヨーグルト。発売当初からなめらかなテクスチャーに加え、酸味とコクのみごとなバランスを実現しています」と絶賛。料理教室をしている日高さんも「お菓子作りに使用しています。個人的にも一番食べているかも」と、日常的に活用していました。初めて食べたという伊能さんは「香りの余韻もよく、心地よさを感じます。抜群の食べやすさなので家族にもすすめたい」と購買意欲が高まった様子。味、パッケージなど総合的に高評価となりました。

「ヨーグルト選びの参考にしてください」

 見た目はシンプルなプレーンヨーグルトですが、実際に食べ比べてみると面白いほどの違いを知ることができました。ぜひヨーグルト選びの参考にしてください。

[今回対象にした商品(順不同)]
・BifiXヨーグルト 375g(江崎グリコ)
・BifiXヨーグルト 甘くないプレーン 375g(江崎グリコ)
・BifiXヨーグルト 脂肪ゼロ 375g(江崎グリコ)
・おいしいカスピ海 脂肪ゼロ 400g(江崎グリコ)
・ビヒダス プレーンヨーグルト(森永乳業)
・ビヒダス プレーンヨーグルト加糖(森永乳業)
・濃密ギリシャヨーグルト パルテノ プレーン(森永乳業)
・明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン(明治)
・ナチュレ 恵 megumi(雪印メグミルク)
・ロイテリヨーグルト(オハヨー乳業)
・ソフール プレーン(ヤクルト)
・小岩井 生乳(なまにゅう)100%ヨーグルト(小岩井乳業)
・よつ葉 北海道十勝プレーンヨーグルト生乳100(よつ葉乳業)
・よつ葉 北海道十勝生乳100とろっとなめらかヨーグルト(よつ葉乳業)
・ギリシャヨーグルト(茨城乳業)
・カスピ海ヨーグルト プレーン400g(フジッコ)

※価格はメーカー希望小売価格、特記がない限り税抜きです。

(取材・文 GreenCreate)

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