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文系でもAI人材に 学生起業家が挑む1万人育成 STANDARD代表取締役の石井大智さん

2018/2/4

STANDARD代表取締役の石井大智さん

 今や企業から引っ張りだこの人工知能(AI)エンジニア。インターネットやセンサーなどから大量のデータを集め、機械学習などの手法を用いて分析し、業務を自動化・効率化する――。こんな一連の業務を担うのがAI技術者だ。ニーズは高く、米国では新卒でも年収10万ドル(約1100万円)は下らないといわれ、日本でも2020年までに4万8000人不足するとの指摘もある。AI人材の研修や採用支援に取り組むSTANDARD(スタンダード、東京・新宿)代表取締役の石井大智さんに育成法を聞いた。

■受講の学生、3割は文系

 「AI人材になるには、文系や理系はあまり関係ありません。文理のバッググランドや、学生・社会人を問わず、受講いただいています」。こう話す石井さんは、早稲田大学創造理工学部経営システム工学科の3年生だ。現在は休学してスタンダードの経営に専念している。

 現在、スタンダードのeラーニングを活用してAI技術者になるための研修を受けているのは、学生約200人と社会人約100人だという。受講している学生の約3割は文系だ。社会人の内訳はシステムエンジニア(SE)が約3分の1で、ほかは企業でデータ分析やマーケティング部門に所属する社員。社会人も理系出身ばかりではない。

 同社では、ネットワークを活用して、研修プログラムを提供。AI技術にたけた東京大学の学生を中心に約30人のチューターも付けて、受講者の質問に答えるようにしている。午後3時から午後9時までサポートし、2~3カ月のプログラム期間中の100時間で、AI技術者を育成しているという。

 石井さんは早大に進学後、AIに興味を持ち、東大の学生らとともにAI・データサイエンスを学ぶ団体「東大人工知能開発学生団体 HAIT(ハイト)」を16年に立ち上げた。最初は10人程度の小さな団体だったが、現在は東大や早大、慶応義塾大学を中心に300人の学生が集まる国内最大規模のAI系の学生団体に成長している。

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