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実は食べ過ぎ招く? 「健康に良い」表示の安心感

日経Gooday

2018/2/8

「健康に良い」と書かれた食品は食べた後の間食を誘う?写真はイメージ=(C)Luca Bertolli-123rf
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 健康に良い食品だと思うと、ついつい食べ過ぎてしまう、という経験はないでしょうか。米アリゾナ州立大学のNaomi Mandel氏らは、同じエネルギー(カロリー)量で、糖類[注1]と脂肪の含有量が異なるシェイクや、ラベルに「健康に良い」と表示されたシェイクとそうでないシェイクを学生らに飲んでもらい、その後、間食のポテトチップスを食べる量に差が出るかなどを調べました。その結果、糖類を多く含むシェイクや、「健康に良い」と書かれたシェイクを飲んだ後のほうが、間食の量が増えることが分かりました。

■糖類の多い食品は、食後の空腹感を誘いやすい?

 空腹感には、生理的な要因と心理的な要因が複雑に関わると考えられています。これまでに行われた研究で、エネルギー量は同じでも、高たんぱく質または高炭水化物の食品を食べた後より、高糖類(砂糖やブドウ糖などが多い)の食品を食べた後のほうが、より空腹感を覚えることが示されています。

 また、健康に良いと認識した食品を食べても人は満腹感を得にくく、より多く食べてしまうことが示されています。一般に、ラベルに健康的とある食品は、健康的でないと認識されている食べ物に比べ、「おいしくないし食べる楽しみも少ない」と考えられている一方で、脂肪含有量が少ないためにたくさん食べても罪悪感を覚えにくく、食べる量が増えるという報告もありました。

 そこで今回、Mandel氏らは、アリゾナ州立大学でビジネスを専攻している大学生に参加を呼びかけ、次の2種類の実験を行いました。

[注1] 糖類:糖質のうち、砂糖や果糖、ブドウ糖などの単糖類・二糖類の総称。でんぷんなどの多糖類は糖質だが糖類には含まれない。

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アリゾナ州立大学大西淳子

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