グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

週末は家めしクッキング

週末レシピ 手作りコロッケ、「面倒くさい」克服せよ

2018/1/28

手作りコロッケ 揚げたてにソースをかけて

 週末レシピ、今週は「自分で作ればおいしいのはわかっているけど、面倒くさくて作りたくない料理ナンバーワン」の座をほしいままにしている、芋コロッケである。

 コロッケはうまい。どう転んでもうまい。今まで生きてきて「まずくて喉を通らない」コロッケに出合ったことがあるだろうか? いや! そんなものはない。どんなに理想からほど遠くても、コロッケはコロッケであるだけでおいしいのだ。

 揚げたてのアツアツは絶品。だが冷めてしなしなになったものにも別の魅力がある。ジャガイモにタマネギひき肉が王道だが、サトイモでもカボチャでも枝豆でもなんでも合う。ビールによし、ごはんによし、パンにもよし。そばやうどん店での人気も高い。老若男女にウケ、TPOを選ばない。逆に「コロッケだけは困る」といった場があるとしたら教えてほしいくらいだ。

みんな大好きコロッケサンド

 こだわりどころはたくさんあるが、そこからはずれたとて「まずくて食べられない」レベルには決してならない。「男爵、ホクホク、肉少なめ、とんかつソース」が好きな人の前に「メークイン、しっとり、肉多め、ウスターソース」のコロッケを出してみるといい。「もっと肉が少なくて芋芋しいのが好きなんだけどぉ」とか言いながら、結局のところ全部平らげてしまうのではないか。「ウスターじゃないんだよなあ」などと文句言いながらも、ウスターソースでおいしくいただいてしまうのではないか。

 それがコロッケだ。

 どうやってもまずくなりようがない。それがコロッケなのだ。

芋の種類もそれぞれ

 しかも自分で作れば、こだわりをすべて反映することができる。

 ジャガイモの品種は何を選ぶのか。ゆでるのか、蒸すのか。肉は豚か牛か合いびきか。ナツメグやブラックペッパーは入れるのか。かたちはどうするか。パン粉の細かさはどうか。自作ならコロッケのすべての要素に、いちいち自分の嗜好を組み込める。自分好みのコロッケは、自分で作るしかないのだ。

 ところが「最高に自分好みのコロッケを作ろう!」という高揚感を、簡単にくつがえすものがある。それが「面倒くさい」だ。

コロッケ作りほど面倒くさいものがあるだろうか

 ああ世の中にコロッケ作りほど面倒くさいものがあるだろうか。いやない。揚げ物というだけで面倒くさいのに、揚げるまでの工程を考えるとうんざりだ。コロッケのことを思えば、トンカツは素材に衣をつけるだけのちょろいもの。メンチカツですら、ひき肉を丸める手間があるだけの以下同文。辛苦はコロッケの足元にも及ばない。

 疲れているときにオットが「簡単なものでいいよ。コロッケとか」と言ってきたら、殺意すら抱いてしまうだろう。コロッケ作りには面倒くささしかない。それでも、今週はコロッケを作っていこうと思う。読者のみなさんもぜひついてきてほしい。一緒にがんばろう。

グルメクラブ新着記事

ALL CHANNEL