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東大首席の女性法律家 「受験パニック」克服法 東大大学院在籍で、NY州弁護士の山口真由氏

2018/1/21

海外での試験だったせいもあるが、子供の頃から培ってきた受験の際のルーティン(決まり事)を怠っていたからだ。

■試験会場の下見は不可欠

「私は天才ではない」。司法試験の際は1日19時間も猛勉強するなど「ガリ勉」と公言してはばからない山口さん。しかし、どんなに努力しても試験本番の対応次第ですべてが無になる。受験に勝つためのルーティン、その一つは会場の下見だという。

山口さんは「試験会場は、最低でも一度は事前にチェック」と話す

山口さんは「試験会場の場所、雰囲気、室内の温度、弁当をどこで食べるか、そして何よりもトイレの位置を確認するのは必要不可欠だ」という。この点、地元以外の出身者は不利だが、最低一度は試験会場を事前にチェックしないといけないという。

東大受験に開成高校や筑波大学付属駒場高校、桜蔭高校など都内の進学校が強い理由の一つには、「東大は近所の学校。たくさんの同級生が一緒に受験するので緊張しなくてすんだ」(筑駒OB)ということもある。

山口さんは、肝心の大学受験でもあと一歩で大失敗するところだった。札幌市内の中学から東大合格を目標に都内に移り住み、名門の筑波大学付属高校に通い、高校3年生の1月に大学入試センター試験に臨んだ。

■マークシート、答えがズレて危機一髪

数学の試験終了まで残り5分。「よく見返すと、1問ずつズレて解答をしていたんです。ウソでしょうと目の前が真っ暗になった」。しかし、5分あれば、解答を書き直せると自分に言い聞かせた。この際は鉛筆や消しゴムなど事前の準備が少し奏功した。「マークシートの試験ですから、鉛筆の先はとがらせず、塗りやすいものでなくてはいけません。シャープペンシルはダメです。消しゴムもうまく消えるものを選ばないといけない」。こちらもギリギリで解答を直し、東大に現役合格した。

医師である父親がマークシートの試験を受ける機会があり、とがった鉛筆をそろえているのを見たときに、「先の丸い鉛筆の方がうまく書きやすいよ」とアドバイスしたこともある。

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