Men's Fashion

ヴァシュロン、1956年モデルに着想の新コレクション

時計

2018.1.17

「世界三大高級時計メーカー」のひとつに数えられるスイスの高級腕時計メーカー、ヴァシュロン・コンスタンタンは、 1956年発表の歴史的モデル「リファレンス6073」を現代的によみがえらせた新コレクション「フィフティーシックス」を発表した。

リファレンス6073は、クラシカルな文字盤と大胆なデザインのケースとのコントラストが特徴で、同社初の自動巻き駆動装置(ムーブメント)を搭載したモデルの一つとして地位を確立。フィフティーシックスは、その幾つもの特徴を引き継いだ。

フィフティーシックス・オートマティック 駆動方式:機械式自動巻き ケース:直径40.0mm×厚さ9.6mm 防水機能:3気圧(約30m)

ブランドのシンボルマーク、「マルタ十字」の4枝をアレンジしたラグ(ベルトやブレスレットをケースと結合する接合部)を備えたほか、ベゼル(額縁部)から高く盛り上がる「ボックス型」と呼ぶ風防を採用、サファイアクリスタルを用いた。

ラグのデザインはブランドのシンボルマーク「マルタ十字」の4枝をアレンジした

全モデルに自動巻きムーブメンを採用、3針の自動巻きモデルには新型を導入した。ケース裏側はシースルーで、ムーブメントに装飾仕上げが施された様子や、マルタ十字のモチーフを備えた新型自動巻きローターを楽しむことができる。

サファイアクスタルのシーケバックからは、マルタ十字をモチーフにした新型自動巻きローターを楽しめる

■世界限定1本の機械式手巻き時計

ヴァシュロン・コンスタンタンは同時に、「レ・キャビノティエ」コレクションの新作として、「グランド・コンプリケーション・オーナメンタル」と「グランド・コンプリケーション・クロコダイル」を発表した。

機械式手巻き腕時計で、天文機能を含む複雑機構と手彫り装飾を融合した世界1本限定モデル。重力で生じる誤差を自動補正する「トゥールビヨン」など15~16の複雑機構を搭載、裏と表の「ダブル文字盤」に表示する。

2005年の発表当時、世界で最も複雑とされた同社の「トゥール・ド・リル」に着想を得たという。レ・キャビノティエは同社の専門部門で、顧客の注文に応じて時計を制作した、かつての時計職人「キャビノティエ」にならい、1点ものを手がけている。

レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・オーナメンタル ケース:18金ホワイトゴールド ケースサイズ:直径47mm×厚さ19.1mm 駆動方式:機械式手巻き 16の複雑機構を搭載、世界1本製造 価格:要問い合わせ

レ・キャビノティエ・グランド・コンプリケーション・クロコダイル ケース:18金ピンクゴールド ケースサイズ:直径47mm×厚さ19.1mm 駆動方式:手巻き 15の複雑機構を搭載、世界1本製造 価格:要問い合わせ