メガネは対話のツール 伊藤忠社長は80本を使い分けリーダーこそが似合うアイウエアのデザインとは?

MEN’S EX

2018/1/12

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顔の印象を左右するメガネは、使い分けることで「威厳を保つ」「大人の落ち着きを醸す」「誠実さを表現する」などさまざまなメッセージを発信する。経営者の中には信頼感を得るためのツールとしてメガネ選びにこだわる人も多い。2017年の国際メガネ展で「メガネベストドレッサー」に選ばれた伊藤忠商事社長・岡藤正広氏の言葉から、リーダーにとってメガネとは何かを考える。




小さなメガネに秘められた大きな可能性

岡藤氏の現在の所有しているメガネは「70~80本くらい(岡藤氏)」。これを場に応じて使い分けている。

メガネは自身の印象を変化、または強調させるための重要なツールといえる。そして、そんな効能を誰よりも熟知しているのが17年の国際メガネ展「iOFT」において、メガネベストドレッサーを獲得した伊藤忠商事社長の岡藤正広氏である。

伊藤忠商事内で行われたボジョレー・ヌーヴォーの解禁イベントにて。このときのメガネはフレームにほんのり赤が入ったもの。

「メガネのいいところは、掛けるだけで印象を変えられるところだと思います。華やかなメガネを掛ければ、さりげない変化なのにもかかわらずグッと華やかな雰囲気が漂いますよね。ですので、私は入社式や株主総会など大勢の方の前に立つ行事がある際と、普段の仕事などとではメガネを使い分けています。スーツやネクタイ、靴などと同じ感覚です」

さらに岡藤氏は、メガネの魅力は相手に対して印象を与えるためのものだけではないとも言う。

「外見を変えるだけでなく、それを着けている人の気分も変えてくれます。気を引き締めたい、華やかにしたいなど、時と場合に応じてメガネを変えることで気分も変わってきますよね。こんなに小さいアイテムなのに印象や気持ちも変える。お洒落の表現にもなる。あらゆる意味でメガネというのはすばらしいコミュニケーションツールだと思います」

岡藤正広氏 1949年生まれ。東大経卒、74年伊藤忠入社、2010年社長。就任後は「朝型勤務」など社内改革に取り組んでいる。(メガネベストドレッサーの授賞式にて)
岡藤氏が授賞式の写真でかけていたオリバーピープルズの「MAREEN-J」(3万円、オリバーピープルズ代官山)。2017年に購入されたものだ。

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