コストコ、イケア… 「手抜き」料理で豪華パーティー

日経トレンディ

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年末年始は自宅に人を招く機会も増える。ホームパーティーの楽しさはそのままに、「豪華食材で散財」「料理の仕込みに疲弊」といった悩みとは決別したい。コストコ、イケア、カルディなど人気店の優秀食材を活用すれば、驚くほど簡単・安価に、見栄えのするおもてなしができる。

『こどもクッキング はじめてバイブル』(小学館)などの著書がある料理家・フードコーディネーターの祐成二葉氏が人気店の商品を「簡単」「華やかさ」などの基準で検証。おもてなしのコツも聞いた

大人数が集まるときは、迷わずコストコを選択。チーズがてんこ盛りの巨大ピザが税込み1500円。約2kgと大容量の肉は3000円以内で、しかも焼くだけでOKの万人向けの味付け。まさにホームパーティーのホストの救世主といえる半調理品が多数用意されている。フードコーディネーターの祐成二葉氏は、「普通の店では買えない大きさが魅力。ピザにサラダリーフを載せるなど、ひと手間加えるだけで大人数のホームパーティーができる」と言う。

家具のイメージが強いイケアは、食品も使いやすい。肉厚で大きい冷凍のスモークサーモンが800円台と手頃。大胆にカットしてバゲットの上に載せれば、立派なおもてなし料理に。「日本にはあまりないリンゴンベリーのジャムは、甘酸っぱく肉料理に合う。鮮やかな色もパーティー向き」と、祐成氏は薦める。日常使いに役立つカルディも、パーティー向きの優秀食品の宝庫。定番中の定番の「生ハム切り落とし」は300円台と安価ながら、サラダやピザを瞬時にランクアップできる。

さらに手間いらずでメインからデザートまでそろえられるのが、2016年に日本に本格上陸したフランスの冷凍食品店ピカールだ。オマールエビやサーモンのパイ包み焼きなど、インスタ映えも完璧な非日常フードがそろい踏み。事前にネットで買っておけば、買い物に行く必要もない。準備の時間がなくても料理下手でも、客を呼ぶのに憶することはない時代が到来した。

[注]掲載商品は取材時点のもので、取り扱いや価格が変動する場合があります

コストコ:大容量・手間なし・高コスパ

コストコホールセールは米国発祥の会員制店舗。大容量のものを卸値価格で買えるが税別4400円の年会費が必要。ピザは直径40cmと巨大。5種のチーズが大量で焼き上がりがきれいで、サラダリーフなどを載せるアレンジもしやすい。プルコギビーフは味が付いていて焼くだけでおいしい。葉野菜を添えて、各自が自由に巻いて食べるスタイルに。貝殻付きのムール貝も、2箱で税込み700円台。鶏の丸焼き(ロテサリーチキン)も、約700円と破格。

これも699円

イケア:「これ何?」と喜ばれる北欧フード

イケアは家具だけでなく珍しい北欧食品も充実。スモークサーモンは肉厚で、食べ応え十分。リンゴンベリー(コケモモ)のジャムはスカンジナビア料理の定番で、ローストビーフやサーモンにも絶妙に合う甘酸っぱさ。いわゆるキャビア代用品の「ランプフィッシュキャビア」は「本物よりもクセがなく食べやすい」と祐成氏。いずれもサワークリームと合わせてオープンサンドイッチにして、パーティーの主役に。

カルディ:生ハム切り落としがコスパ最高

カルディでは、気軽なパーティーに向く手間なし食材が多数そろう。300円台の「生ハム切り落とし」は定番。サラダなどの上に惜しみなくトッピングできる。「さっぱりしていて、生ハムが苦手な人も食べやすい味」(祐成氏)。新発売の缶詰「瀬戸内レモンバルシリーズ」は、白ワインに合う味付け。「レモン風味で魚介の臭みも消える」(祐成氏)

無印良品:簡単にカレーパーティー

20種類以上ある無印良品のレトルトカレー。複数そろえてターメリックライスやパンを添えれば、「カレー食べ比べパーティー」に。「具がしっかり入っている。生クリームやハーブを加えてもいい」(祐成氏)。「ヘクセンハウス」は、付属のアイシングで組み立てるだけ。チョコや金平糖で飾り付けするのも楽しい。

ピカール:メインディッシュも冷凍で

16年11月に日本上陸したフランスの冷凍食品専門店。プロに評判なのが、クロワッサンやバゲットなどのパン。「来客時に焼きたてパンを買うのは大変。ピカールの冷凍パンを常備すればいつでも焼きたてをサーブできる。油分が多過ぎずもたれない」(祐成氏)。さらに、オマールエビやサーモンのパイ包み焼きなどスペシャルな料理もそろう。色とりどりでインスタ映えするエクレアは、自分が招待されたときのお持たせにも最適だ。

成城石井:上質な自家製食品に注目

スーパーマーケットの成城石井の定番、自家製ソーセージはリーズナブルだが、ドイツの伝統製法による本格派。「MIXソーセージスライス」は、パプリカが入ったものなど3種の味が楽しめる。「丸めてチコリの上に載せ、ピクルスなどを添えると立派な前菜になる」(祐成氏)。

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2018年1月号の記事を再構成]

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