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もう一度社長

純金1トンが裏付け HIS沢田氏が放つ新仮想通貨 エイチ・アイ・エスの沢田会長兼社長(CEO)

2017/12/2

テンボスコインの価値を裏付ける純金などを展示する「黄金の館」のイメージ=ハウステンボス提供

 大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)やハウステンボス(長崎県佐世保市)を率いる沢田秀雄氏は、ジャスダックに上場する沢田ホールディングス(HD、東京・新宿)という持ち株会社の会長でもあります。その傘下や関連会社には、モンゴルのハーン銀行や外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける外為どっとコムなどがあり、沢田氏は金融分野でさらに手を広げる構えです。今回はハウステンボスで実証実験を始める独自の仮想通貨「テンボスコイン」と、それを足がかりにした旅行と金融の融合ビジネスへの挑戦について聞きました。

■モンゴル、キルギス、ミャンマーの銀行に投融資

 7月にキルギスの銀行に出資するため、出張してきました。私が会長を務める沢田HDとして、3カ国目の銀行出資案件です。事業基盤がしっかりしているので、うまくテコ入れすれば、おそらく5年ぐらいでキルギス有数の銀行になると思いますよ。

 キルギスというのは中国と国境を接する中央アジアの小国です。多くの男性がモスクワに出稼ぎに行き、ロシアと経済的なつながりが大きい国ですが、日系企業の投資熱も高まっています。だから現地の人も、日本人をそれほど珍しがらなくなったようですが、それでも「日本から銀行への投資で来たのは初めて」と驚かれました。

沢田ホールディングスが出資するモンゴルのハーン銀行の店舗(ウランバートル市)

 沢田HDはハーン銀行というモンゴル最大の商業銀行の株式の過半を持っているほか、ロシアの民間銀行にも投資しています。ミャンマーの銀行には融資しています。経済成長が著しいミャンマーは人口が5千万人を超えており、これからの成長市場です。キルギスも期待が持てます。

 日本でも(銀行買収を)考えています。インターネットの時代だから、日本ではスマートフォン(スマホ)で全てが完結するようなネット銀行、「スマホ銀行」がほしいですね。HISの本業である旅行と金融業はとても相性がいいんです。旅行はお金が動くからです。

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