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「足腰力」の要 衰えると膝痛になりやすい筋肉は?

日経Gooday

2017/12/9

正解は、(1)大腿四頭筋 です。

■将来「寝たきり」の分かれ目はこの筋肉

大腿四頭筋とは、太ももの前面にあり、体を支える筋肉です。股関節を動かして膝を伸ばし、足を前に出す役割も担っています。立ち上がったり歩いたりする能力に直結するので、「足腰力」の中心ともいえる重要な筋肉。この筋肉が衰えると、足を前に振り出す力や、地面を押して進む力が弱くなり、歩幅が小さく、ちょこちょこした歩き方になります。膝にも負担がかかるため、膝痛の原因にもなりやすいのです。

椅子に浅く腰かけ、片方の足を床から10cm上げ、もう片方の足は膝よりも手前に引きつけておく。上体を前に倒しながら、床に着いた軸足に体重をかけて立ち上がる。同じ足で続けて何回できるかで、大腿四頭筋の衰えがチェックできる。目安は40代で10回、50代で7回(イラスト:堀江篤史)
お腹の深層部にある大腰筋(c)Sebastian Kaulitzki-123rf

一方、大腰筋は、腹部の深い部分にあるインナーマッスルで、背骨から骨盤の前を通って太ももの骨までをつないでいます。太ももを引き上げて足を前に振り出すときに働くので、「最近、歩くスピードが遅くなった」という人は、大腰筋が衰えて歩幅が狭くなっている可能性が大きいでしょう。

大腰筋はまた、腹筋とともに背骨をしっかりと支えているので、正しい姿勢を維持するのにも一役買っています。大腰筋が衰えると、姿勢をまっすぐに伸ばそうと思っても、長時間維持することができなくなり、体が前傾して猫背になり、腰痛も起こりやすくなります。

いずれも足腰力を維持するためには重要な筋肉。足腰力の衰えは、まず姿勢の悪さに表れます。姿勢が悪くなったと感じたら、こうした筋肉を鍛えるトレーニングに取り組んでみましょう。

大腿四頭筋を鍛えるには、スクワットが効果的。一方、大腰筋は、普段の生活ではなかなか鍛えられない筋肉なので、専用のトレーニングで意識的に強化する必要があるでしょう。

(日経Gooday編集部)

[日経Gooday 2017年11月20日付記事を再構成]

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