人気のサラダチキンを簡単手作り おいしく筋力維持

姿勢を美しく維持するには、体幹の筋力が大切。筋肉量は何もしなければ20代をピークに減っていく。運動だけでなく食事でも工夫が必要だ。筋肉の維持に欠かせない良質なたんぱく質を手軽に取れるのが、今人気のサラダチキン。手作りすれば、朝昼晩と使い回せて1食分はわずか約80円だ。
体重50kgの人は、毎食13グラム以上のたんぱく質を
全身の筋肉量は20代をピークに、以後は減り続ける。減少を緩やかにし、むしろ増やすには、毎日たんぱく質を摂取することが大切だ。
決め手となるのは、取るタイミングと量。「筋肉は常につくり替えられているので、朝昼晩の3食すべてでたんぱく質を摂取することが大事。1食で取る量は、若い人なら体重1kg当たり0.26gが目安。1日3回取っていれば、筋肉をつくることを促します」(立命館大学スポーツ健康科学部の藤田聡教授)
体重50kgの人なら、毎食取りたいたんぱく質は、50kg×0.26÷1000=13g。サラダチキンなら1/2枚以上。すぐに食べられるサラダチキンは、体幹を強化する強い味方だ。

しっとり、おいしいサラダチキンの作り方
[材料](サラダチキン2枚分)
鶏胸肉 1枚(約240g)、塩 約小さじ1/2(鶏肉の重量に対し1.5%。240gなら3.6g)
[作り方]






【サラダチキンでカンタン! お弁当レシピ】
おにぎり、パスタ、サンドイッチなど、ランチの定番はたんぱく質が不足しがち。サラダチキンでたんぱく質をしっかり強化しよう。
レンジもお鍋も使わない サラダチキンのおにぎらず

[材料](1人分)
サラダチキン 1枚、焼きのり(全形) 1枚、ご飯 200g、レタス 1~2枚、A(マヨネーズ 大さじ2、カレー粉 小さじ1/2)
[作り方]
1.まな板の上にラップを敷いてのりをのせ、ご飯を全体に薄く広げる。
2.Aを混ぜ合わせて1の上に塗り、片側にレタスと、大きめにちぎったサラダチキンをのせる。
3.ラップごと半分に折り畳む。包丁で半分に切る。
早ゆでパスタをゆでるだけ チキンと豆のサラダパスタ

[材料](1人分)
サラダチキン 1枚、ショートパスタ(乾燥) 60g、A( 蒸し豆(ミックス) 50g、ミニトマト(縦半分に切る)6個分、オリーブオイル 大さじ1、塩、コショウ各少々)
[作り方]
1.ショートパスタは表示時間通りにゆで、水気を切ってボウルに入れる。オリーブオイル少々(分量外)を加えて和え、冷ましておく。
2.1に、小さめにちぎったサラダチキンと、Aをすべて加えて混ぜる。
3.ランチボックスに盛り、好みでドライパセリを振る。
挟まない、切らない チキンと卵ののっけサンド
[材料](1人分)
サラダチキン 1枚、卵 1個、オクラ 2本、マヨネーズ 大さじ1/2、塩、コショウ 各少々、食パン(8枚切り) 1枚

[作り方]
1.卵は溶いて塩、コショウを加え、電子レンジかフライパンで炒り卵にしてマヨネーズとあえる。
2.オクラは洗い、つまようじなどで穴を開け、ラップで包み、電子レンジで20秒(600Wの場合)加熱する。
3.ランチボックスに、大きめに切ったサラダチキン、1、2を詰める。食べる直前に食パンにのせる。
この人に聞きました

(ライター 芽島奈緒深、日経ウーマン 大屋奈緒子、写真 今清水隆宏、スタイリング 石川美加子)
[日経ウーマン 2017年11月号の記事を再構成]
健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
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