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リーダーのマネジメント論

2017/12/19

リーダーのマネジメント論

ポケモンGO好きが高じて新ビジネスに?

――社長は遊び心があり、特にポケモンGOにはまっているとか。ゆるさで有名なタニタの公式ツイッターでも「社長がファイヤー(ポケモンGOの有名キャラクター)をゲットするために人を集めろと申しております」というつぶやきが話題になったりしていましたが。

タニタ食堂のレシピを検索できるアプリもある

「確かに楽しくやってます。人から見ると、社長は遊んでるように見えるでしょうが、実はこれが営業につながることもあります。まあ私が抜け目ないのかもしれないですけど(笑)」

「(ポケモンGOを開発した)ナイアンテックの日本支社長にもあいさつに行きましたし、いま、ポケモン社の社長にも会わせてもらいたいとお願いしてまして、うまくいけばトップ同士で会えて、新しいビジネスが生まれるかもしれません」

「例えば弊社は企業や自治体向けに『タニタ健康プログラム』というサービスを提供しています。お客様の日々の活動量を計測したデータや、血圧計や体組成計のデータを集めて『見える化』し、食習慣や運動習慣を見直すようアドバイスするものです」

「その中で、毎日の歩数やモチベーションアップにつながるイベントを開催したりもしているんですが、そこでポケモンGOを活用する方法もあるんじゃないかと」

「何しろポケモンGOの人を歩かせる効果は絶大ですからね。トップ同士の会談で、データ連携ができないかとか、そういう話に発展するチャンスを虎視眈々(たんたん)と狙っているわけです。遊びながら仕事につながれば、こんなに楽しいことはないと思いませんか」

「だから社員にもどんどん遊べと言っています。今はやっと会社全体として少し余裕も出てきている状況なので、参考品を買ったりもできますし。やはり自由な発想が生まれるためには、遊びの精神を取り入れて楽しく仕事ができること、そして意見をどんどん言える雰囲気が大事だと思います」

谷田千里
 1972年大阪府生まれ。調理師専門学校卒業後、佐賀大学理工学部に進学。船井総合研究所を経て、2001年タニタ入社。05年タニタアメリカ取締役、08年より社長

(石臥薫子)

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