「課長昇進はイヤ」は大間違い 働き方改革で給与激変20代から考える出世戦略(21)

「長時間労働はかっこいい」という風潮はもはやありません。その結果、会社に人生を捧げる生き方ももはや過去のものです。それは、逆説的ですが、会社に人生をささげたくないから課長になりたくない、と思っていた人たちの残業代に如実にあらわれてくるのです。

それでもなお課長になりたくない、と言い続けたとしても、そのポストは次の世代にすぐに引き継がれてしまいます。結果として、年下の課長に指示命令される一般社員の先輩、という構図ができあがってしまうのです。

課長になる手前年収を見極めよう

課長になれるのにならない。その選択は自由です。

けれども、生活面での自由さを求めるのなら、課長になったあととならなかったときの報酬差を比較しておくことも重要です。

幸い、現在の統計データを見る限り、一般社員でいる限り年を取ったとしても給与が下がる傾向はありません。管理職には役職定年を採用する企業も多いのですが、一般社員の状態であれば、わずかずつでも給与が増える状態にする会社が一般的です。

その場合にチェックすべきは、管理職手前層で到達できる年収の上限です。これは人事部に確認すれば(嫌々かもしれませんが)教えてくれることでしょう。その水準を自分自身が許容できるのであれば、昇格を拒否するのもありだと思います。

しかし残業代の加算は今後ありえません。その前提で考えて、管理職昇格を目指さなくてよいのか、ということをじっくり考えてみてはいかがでしょう。

平康慶浩
セレクションアンドバリエーション代表取締役、人事コンサルタント。1969年大阪生まれ。早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA取得。アクセンチュア、日本総合研究所をへて、2012年から現職。大企業から中小企業まで130社以上の人事評価制度改革に携わる。高度人材養成機構理事リーダーシップ開発センター長。

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