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iPhone Xの販売でauが苦戦? 新料金プランの功罪 佐野正弘のモバイル最前線

2017/11/21

ソフトバンクの宮内謙社長(左上)、NTTドコモの吉沢和弘社長(右)、KDDIの田中孝司社長(左下)。ソフトバンク、KDDIは決算説明会、NTTドコモは新サービス・商品発表会から

米アップルの「iPhone X(テン)」の販売で異変が生じている。auにおけるiPhone Xの占める比率がNTTドコモやソフトバンクより低いようなのだ。auが主力と位置づける新しい料金プランが、高額な端末では割高に見えてしまう。そのことが災いしているのではないだろうか。

■iPhone X人気でアップルの業績予想も大幅増

「iPhone X」は、ホームボタンを廃し新しいデザインや機能を搭載するなど、新機軸を打ち出したことで大きな注目を集めている

iPhone Xの人気と注目度は非常に高い。それは、2017年10月27日午後4時に始まった予約の段階から既に明らかだった。筆者も当日、Apple Storeや、iPhone Xを販売するキャリアの予約サイトなどでiPhone Xの予約にチャレンジしたのだが、予約開始直後はどのWebサイトもアクセスが殺到したようで、なかなか予約ページにアクセスできなかったほどだ。その後も品薄傾向が続く人気ぶりで、大手キャリアの関係者からは「もっと端末を供給してほしい」との声も上がっている。

iPhone 8/8 Plus発売時は、各キャリアが大規模なイベントを実施したものの、販売面での盛り上がりは欠けていた。それだけにiPhone Xの人気はより際立って見える

そうしたiPhone Xの好調を反映して、アップルは18年度第1四半期(17年10~12月期)の売上高を、840億~870億ドル(約9.5兆~約9.9兆円)と予測している。ちなみに前年同期の売り上げは784億ドル(約8.9兆円)であったことから、約60億~90億ドル(約6800億~1兆円)の売り上げ増加が見込まれることとなる。iPhone Xの効果がいかに大きいか理解できる。

■予約・販売が倍増の2キャリア、伸び悩むau

確かにiPhone Xの販売は好調だ。だが国内でそれを販売するキャリアの予約・販売動向を見ると、トーンにやや違いが見られた。

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