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それでも親子

歌手・MADOKAさん 「自分の力で」と父コロッケ

2017/11/17

1987年東京都品川区出身。2005年にアルバム「ミューズトラップ」でデビュー。バラエティー番組など幅広く活躍中。17日からカナダ建国150周年記念音楽劇「赤毛のアン」に出演。

著名人が両親から学んだことや思い出などを語る「それでも親子」。今回は歌手のMADOKAさんだ。

――4人きょうだいだそうですね。

「私の下に弟が2人と妹が1人。すぐ下の弟は7歳差、末の妹とは11歳差です。それぞれロボット工学を学んだり、相撲の道に進んだり(現在は引退)、声優を目指したり。両親は『自分のやりたいことを一生懸命にしなさい』と言って育ててくれたので、全く違った道を歩んでいます」

「私はものまねをしている父(コロッケさん)に連れられ、3歳ぐらいから国内外のアーティストのライブによく行きました。(人気歌手の)プリンスさんが天井からバスタブに乗り、紫色の光を浴びて降りてきたのを覚えています。マイケル・ジャクソンさんや中森明菜さん、郷ひろみさんなどのコンサートに行きました。沢田研二さんを前に、好きすぎて緊張で話せない父の姿も見ました」

――家ではどんなお父さんでしたか。

「厳しく怒ることは全くなく、いつも柔らかい口調でしたが、目上の人や先生への挨拶をしっかりすることをしつけられました。私は幼稚園児の時、掃除業者にも挨拶をするので先生からは『いつもみんなにご挨拶ができる』と褒められていたそうです」

「誕生日や遊園地の約束は前日に父の仕事の予定が変わり、一緒に過ごせなくなることもしばしば。残念でしたが、落ち込むことはありませんでした。入学式や卒業式、運動会は必ず参加してくれたからです。父と母は学校行事にはきょうだい等しく参加すると決めていたそうです」

――お母さんは大変でしたでしょうね。

「父が忙しい分、母は段取り上手です。母とは学校が違う弟ら3人の運動会に備え、一緒に弁当を作りました。悪天候でも朝5時にならないと延期かどうか決まらないので、前夜に2人で作って、中止の時は昼に食べて。運動会対策はばっちりです」

――仕事でお父さんからの後押しはありますか?

「歌手でデビューした16歳の時、父は自分の力でやりなさいと言いました。私も同じ思いだったので、芸名は下の名前だけ。2012年、初めてコロッケの娘としてバラエティー番組に出ましたが、父は共演を断りました。『自分でしっかり実績を築き上げてから』と。最近は、アンケートには答える、写真出しはOKなど、昔に比べて認め始めているのかなと思います」

「家族は仲良し。(無料対話アプリの)LINEで『今日ご飯食べに行こう』と父が呼びかけると、皆集まります。ただ、父は早く着き待つタイプ。先日は父が午後8時集合というので、他の皆で『7時30分にしよう』となり、集まると父はすでに7時に着いて待っていました。笑っちゃいます。友達や兄みたいな感覚かな。私が結婚するときはどうなるかと楽しみです」

[日本経済新聞夕刊2017年11月14日付]

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