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貯蓄5000万円超、37歳バツイチ女性 幸せの秘密とは

日経ウーマンオンライン

2017/11/9

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 「お金をたくさんためるには、何もかも我慢しなくてはならない……」と思っている人が多いのではないでしょうか。貯蓄を取るか、自分の楽しみを取るか――そんな二者択一に迫られていてはもったいない。今回は、手取り月収30万円で貯蓄5150万円という貯蓄上手な既婚女子に徹底取材。人生満足度が100点満点の秘訣を探ります!

M・Yさん(37歳)
情報通信・総務
既婚、子ども3歳
手取り月収:35万円
手取り年収:510万円
貯蓄(投資)総額:5150万円
人生満足度:100点

――Mさん(37歳)は、フルタイムで働く会社員で3歳の子どもの子育て中。手取り35万円で、貯蓄がなんと5150万円もあります! 貯蓄のきっかけは何だったのでしょうか。

■月2万円の自社株購入で貯蓄に目覚める

 「新入社員時代は手取りが14万円ほどでした。当時は少ないなと感じていたのですが、勤務先で自社株を買えば5%以上の補助が付くことが分かって、月に2万円の積み立てを始めたんです。これがきっかけで、貯蓄って楽しいなと思うようになりました。もともと、『お金はあっても困らない』という考えで、子ども時代からお年玉にも手を付けないタイプでした。

 今はフルタイムの仕事と子育てで目まぐるしい毎日ですが、旅行に行ったり、おいしいお店をリサーチして行ったりして楽しんでいます。とはいっても、それぞれ頻度が高くないのでトータルで大きな出費にはなりません。独身時代と生活は変わりましたが、日々楽しんでいますね」

――独身時代に比べて、お金の使いどころ、楽しみなどが変わってきた、ということですね。具体的にはどんなふうに変わったのでしょうか。

 「以前からワインが大好きで、独身時代は友達と1回のお会計で2万円近く飛ぶような飲み会を毎月していました。でも、子どもが生まれてから、こうした飲み会に行くのは年に1回ほど。会社の後輩とのご飯も年に1回程度で、ごちそうする機会も減りました。

 今は子連れで外食をする機会が増え、ファミレスなど気軽なお店になるため、高くても3000円程度で済みます。でも、独身時代よりも今のほうが楽しいと感じるんですよね。毎日忙しくてたまりませんが、ファミレスの食事でも満足しているし、さらに年に1回ワインの会があるだけですごく幸せ……。幸せを感じるハードルが下がってきたのかもしれません」

■独身時代にやっておいて大正解だったこと

――家計でもメリハリを意識しているとのこと。具体的にはどのようにメリハリをつけていますか。

 「独身時代にFOXEYのワンピースやカシミヤのカーディガンなど、高価だけどベーシックなアイテムを購入していて、大正解でした。数万円~数十万円する洋服はやっぱり違うし、背筋が伸びる感じがします。

 結婚前の両家の顔合わせや子どものお祝いの席、記念日のレストランやパーティーなどで今でも大活躍しています。シワにならない生地で、本当にすてき。買ってから3~6年はたっているので、元は取れているため、汚してしまっても惜しくないと休日のお出かけにどんどん着ています。

 平日は子どもを自転車に乗せて保育園に送り迎えをすることが多いので、ユニクロなどのプチプラアイテムを愛用しています」

――家計管理はどのようにされていますか。

 「実は、一度離婚を経験していまして……。そのときは子どもがいなかったので、一人で生きていくつもりで。いつかマンションを購入するためにお金を貯めようと思って、ムダ遣いをスパッとやめました。家計簿を付けようと思ったのも離婚がきっかけです。今は自分でエクセルを使って支出と入金、貯蓄、運用を書き込んでいます。年々、家計管理シートを工夫してアレンジしているので、家計簿を付け始めた頃に比べると、項目も細かくなっていますね。私は以前経理の仕事をしていたので、数字管理はあまり苦にならないタイプなのかもしれません(笑)。

 家では子どもがいて作業をするのが難しいので、会社で休み時間を利用して付けるようにしています。月間シートと年間のシートを作り、月ベースではなく、年間ベースで振り返るようにしています。例えば、今は10月なので、年間で支出を把握して残りの3カ月でムダをどう省いていくかを見直したり。そうやって計画的にお金を使うようになると、たまるスピードがアップしたように思います」

■貯蓄以外にもお金を増やす工夫

――貯蓄以外に、お金を増やすためにしていることはありますか。

 「株式投資もしています。株主優待で著名な桐谷広人さんをテレビで拝見して衝撃を受けたのがきっかけです。実際に株を始めてみて、株主優待ってすごいシステムだなと感動してしまいました(笑)。

 今は株を2000万円ほど保有。株主優待なども考えながら、長期投資のスタンスです。もちろんリスクはありますが、配当金なども考えると、銀行で付く利子よりはるかにいいですね。普通預金に入れているお金は、金利のいい定期預金キャンペーンを見つけたら、そちらに移すようにしています。

 また、通勤時間にスマホでアンケートに答えて、ポイントをためて、Amazonのギフト券に換えています。ふるさと納税やNISA、確定拠出年金など、節税につながることも意識して取り組むようにしています。年末調整で税金が戻ってくるとうれしいですね」

――Mさんの人生満足度はなんと100点満点です! 貯蓄の原動力や幸せの理由を教えてください。

 「フルタイムの仕事と育児で大変ですが、家計簿の数字を見て、お金が増えているのが分かるとうれしい。『仕事を辞めないでしっかり働こう』というモチベーションが高まります。

 離婚したときは、本当は『結婚はもういいや』と思っていたんです。でもご縁があって今の夫と出会い、かわいい子どもにも恵まれました。子どもの成長のうれしさや子育ての楽しさなどたくさん発見があります。

 共働きで子育てをしていく大変さもありますが、夫に何かあっても、私の貯蓄と給与でなんとか生活していけるという安心感もある。家族みんなが忙しくても、時間やお金のやりくりが大変でも、日々充実しているということが、大きな幸せにつながっていると感じています」

(ライター 西山美紀)

[nikkei WOMAN Online 2017年10月27日付記事を再構成]

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