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旅行比較サイトで最強は? 「トリバゴ」は下位に沈む

日経トレンディ

2017/11/11

PIXTA
日経トレンディ

 2017年に一躍有名になったサイトが「トリバゴ」。大量のテレビCMで名前は知られたが、その正体は複数の旅行予約サイトからホテルやエアラインの最安値を見つけ出す「旅行比較サイト」だ。実は国内外に数ある比較サイト。その中から最安値を探せるのはどれかを調べた。

■国内か海外かで強みが異なる

 最安値チェックでまず見えてきたのは、国内旅行か海外旅行かで、強い比較サイトの傾向に差があること。国内ホテルの料金を調べるなら、国内系比較サイトを使うのが鉄則だ。

 ポイントは、JTBや近畿日本ツーリストなど、老舗の旅行会社との連係があるかどうか。「ダイワロイネットホテル盛岡」の場合、最安値だったのは名鉄観光。次点はJTB系列の、るるぶトラベルだった。大手旅行会社は自社ツアー用に部屋を確保しており、オンライン旅行会社とは異なる独自の値付けのプランを出すことが多い。これが思わぬ安値となることがある。

 最近は外資系の予約サイトも国内の宿泊施設の取り扱いを増やしているが、力を入れるのはインバウンド需要がある地域が中心。訪日観光客がまだ押し寄せていない地方都市は手薄だ。このため、国内の予約サイトとの連係が少ない外資系比較サイトのなかには、空室すら見つからないものも散見された。

 一方、海外ホテルになると、これが逆転する。例えば「コートヤード バイ マリオット 上海 嘉定」で最安値を付けたのは、世界最大級の予約サイトのブッキング・ドットコム。次点は中国最大手のCtripだった。日本人に人気が高いハワイを除けば、国内の予約サイトの力は弱い。このため、外資系の予約サイトと多数連係している外資系の比較サイトのほうが優秀だった。エアラインも同様の傾向だ。

 ただ、例外的に国内も海外もほぼ最安値を提示したサイトがある。「トラベルコ」だ。国内ホテルの連係サイト数は25サイトで、最多。加えて宿泊施設の販売システムとも連係し、一部ホテルの公式プランも検索可能だ。ほぼ抜けがないと言っていいだろう。

 海外ホテルはどうか。国内外の主要な予約サイトと連係しているのは他の国内系比較サイトと同じ。違いは、外資系の有力比較サイトとも連係している点にある。これにより、直接連係しているサイトに加え、海外の予約サイトの検索結果も出る。

 エアラインも同様で、有力な比較サイト「スカイスキャナー」と提携。国内の比較サイトの弱みをうまくカバーし、総合力は頭一つ抜けている印象だった。

トラベルコの画面。スカイスキャナーと提携している

 国内ホテルでは「Yahoo!トラベル」もチェックしておきたいところ。5サイトと一部ホテルの公式プランを調べられ、そのまま予約ができる。なかでも傘下に収めた一休.comのプランは「ヤフープラン」として掲載され、最大で20%がTポイントで還元されるものも。加えてYahoo!プレミアム会員なら4%上乗せになるので、Yahoo!プレミアムが無料で使えるソフトバンクのスマホユーザーなら、特にメリットが大きい。

■航空券の検索に優れる海外勢

 外資系の比較サイトには、国内勢にはない機能がある。例えばスカイスキャナーのエアライン検索では、目的地を指定せずに検索をすると、料金順に目的地がずらりと並ぶ。予算に合った旅先を探したり、思わぬ安値の路線を見つけたりでき、旅行の日程だけ先に決まっているときには特に有用だ。また、過去のデータに基づき、旅行の時期や航空券を購入するタイミングはいつがいいかといった情報も豊富だった。

 「KAYAK」も同様に、予算に合った目的地を探す機能がある他、航空券を検索すると、そのチケットの今後7日以内の価格動向が予測される。下がるという結果なら、今は買い時ではないということ。こういった機能を活用することで、高値づかみを防げる。

 ここから主要な旅行比較サイトを見ていこう。まずは国内系の比較サイトからだ。

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