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焼きいも、焼酎、収穫… 1日遊べるサツマイモ体験

工場のラインを流れるできたての大学いも つやつやの飴がおいしそう

女優の森光子さんが代表作「放浪記」で、舞台の上で長年焼きいもを食べ続けたエピソードなどを紹介。おならの音で音楽を奏でてみたりと、大仕掛けではないが、多くの発見や楽しみが用意されている。

工場見学もミュージアムの順路の中に組み込まれている。この日は大学いもの製造が行われていた。カットされたサツマイモを油で揚げ、まんべんなく飴を絡ませて袋詰めする。2階から階下を見下ろすように製造現場を見学するのだが、どの工程でも、中で働く従業員たちが、見学者を見上げて手を振ってくれる。ちょっとしたホスピタリティーがうれしい。

焼きいもはほかほかをオーブンの前で受け取る

工場見学の後には試食も。ホクホクのやきいもと甘い大学いもを食べることができた。別工程で、スイートポテトの調理体験も用意されている。

飲食施設も充実。ビュッフェスタイルのイタリアンレストランとカフェを併設。カフェではサツマイモをはじめ地元産野菜をたっぷり使ったカレーを堪能できる。

地元産野菜をふんだんに使ったカレー ルーもスパイシー

お父さんにうれしいのは、干しいもバー。物販コーナーの一角にバーがあり、そこで特製の干しいもをつまみに芋焼酎を飲むことができる。皿には燻製、丸干し、スライス、スティックの各干しいもが並ぶ。

季節の木のチップで燻すというスモークは、これまでに食べたことがないタイプの干しいもだ。絶妙の燻蒸香が、ストレートで飲む焼酎によく合う。

一般には蒸してから皮をむいて干す干しいもも、皮付きのまま焼き干しにしたものを、最後に皮を取るという独自の製法を取り入れている。強い甘さから菓子のイメージがある干しいもだが、これならじゅうぶん酒のつまみになる。

干しいもバーのつまみ用干しいもと地元産のサツマイモで作った芋焼酎

さらに驚かされたのは皿に添えられた緑と白のパウダー。緑は抹茶、白はブランデーを粉末にしたものだ。これを干し芋につけて食べると大きく味が変化する。とくにブランデー。口に含んだ瞬間に、ぶわっと口中にブランデーの香りが広がり、それを追いかけるように干しいもの味が立ち上がってくる。

家族はミュージアムや畑に行かせたまま、ここでじっくり腰を据えて飲みたくなる。

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