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モーレツ金融マンの働き方も改善 シティの採用戦略 シティグループ・ジャパンのジョエル・ファステンバーグ氏

2017/9/13

 「理由は2つあります。1つは当社が積極的にボランティア活動に取り組んでいて、入社したらそういう機会があると知ってもらうためです。今回は難病を抱え、治療のために地方から東京にきている子どもの親が滞在するファミリーハウスを運営するNPOにいき、そこの清掃活動に参加してもらいました。2つめの理由は、80年以降生まれのミレニアル世代が『自分が社会の役に立つ活動』への参加に意欲的だからです」

 ――「ミレニアル世代」に向け、研修を変えたりしているのですか。

 「ミレニアル世代の若者は、それ以前の人たちよりも『今の自分のキャリアが社会にとって意味があるのか』という意識が強いです。ワークライフバランスにも関心が高く、自分のキャリアを自らコントロールしたいという気持ちも強いのです。そこで近年の初期研修は、彼らを意識したプログラムにしています。入社後すぐに3週間ほどの研修がありますが、そこでボランティアに参加したり、幹部社員から直接チームのつくり方を学んだりできるようにしています」

ファステンバーグ氏は「働き方改革の一環で、評価の方法も変えている」と話す

 「研修は昔からありますが、ボランティアを追加したのは最近です。今の学生は、こういった活動で仕事へのモチベーションも上がるようです。会社の部署とは違うチームも生まれ、会社との『絆』が強くなると実感しています」

■評価は「What」から…

 ――投資銀行には高収入だが、昼夜かまわず働く「モーレツ社員」が多いイメージがあります。働き方は変わっていますか。

 「世界全体で『ネクストジェン』と呼ぶ働き方改革をしています。特に投資銀行部門や法人向け銀行部門の改革に力を入れています。才能ある多くの若者になんとかシティに入ってもらい、長く働いてほしいので、若手のバンカーに向けた改革を実施しました。これにはワークライフバランスの改善も含みます」

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