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デジタル・フラッシュ

スマホの新トレンド分析 追われなくなったアップル 佐野正弘のモバイル最前線

2017/9/18

デュアルカメラや縦長画面に加え耐衝撃性能が新たなトレンドになりそうだ。写真はLGエレクトロニクスの「LG V30」。米国防総省が定めたMIL規格(MIL-STD-810)に準拠する耐衝撃性能を特徴の一つとしている

毎年8月から9月にかけては、クリスマス商戦を見据えて、世界的にスマートフォン(スマホ)の新製品発表が相次ぐシーズンとなる。中でも多くのメーカーがターゲットにするのが、ドイツ・ベルリンで実施される家電・ITの総合見本市イベント「IFA」である。

かつてはアップルがiPhoneで採用した技術を他社が後追いするケースが多かったが、いまやアップルはけん引役ではなくなっている。2017年9月1日から6日に開かれたIFA 2017で発表された新製品から見えてくる今後のスマホのトレンドを分析しよう。

ベルリンで開催されたIFA 2017では多くのスマホが発表された

■デュアルカメラは標準的機能に

大きなトレンドの一つは、2つのカメラを搭載した「デュアルカメラ」である。デュアルカメラは、既にファーウェイの「HUAWEI P10」シリーズやアップルの「iPhone 7 Plus」など、いくつかの機種に搭載されており、2倍ズーム相当の望遠撮影ができたり、ボケ味のある写真を簡単に撮影できたりするなど、スマホ写真に新しい価値をもたらしている。

デュアルカメラをリードしたのはファーウェイで、昨年まではそれ以外はアップルとLGエレクトロニクスくらいしか採用メーカーがなかった。それが、17年8月にASUSが「ZenFone4」シリーズで、サムスン電子が「Galaxy Note8」でデュアルカメラを採用するなど、採用するメーカーが急増している。IFAで発表されたスマホではレノボ傘下のモトローラ・モビリティの「Moto X(第4世代)」などがデュアルカメラを搭載している。

モトローラ・モビリティもMoto X(第4世代)でデュアルカメラを採用。1200万画素の通常カメラと、800万画素の広角カメラを搭載し、ボケ味のある写真撮影などが可能になる

ユニークなのが日本にも進出しているフランスのWikoが発表した「VIEW Prime」。通常の写真撮影に使うリアカメラではなく、自分撮りに用いるフロントカメラをデュアルカメラにした。ハイエンドモデルだけでなく、ローエンドモデルまで、デュアルカメラ採用機種は急増している。今後デュアルカメラがスマホカメラのスタンダードとなってきそうだ。

Wikoの「VIEW Prime」はフロントカメラに2つのカメラを搭載し、自分撮りに力が入れられている

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