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「いつか使う」を捨てるルール 家中すっきりのコツ

日経ウーマン

2017/9/7

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日経ウーマン

 家の中にどんどんたまっていくモノ。いざ捨てようと思っても、どこから手を付けていいか分からず、次第にやる気が失せてしまう……。そんな人は、家にたまるモノを3つの層に分け、それぞれの捨て方ポイントをマスターすれば、確実にモノを減らせます。

■毎日の掃除や片づけをラクにする「中間層」の捨て方がキモ

 モノが部屋にあふれていて、一体どこから手を付ければいいのか分からない―─。そんな人に、収納環境プランナー・すはらひろこさんがすすめるのは、「モノを3層に分ける」という考え方だ。

 「DMや書類など、日々増えがちだが捨てやすいモノは『上ずみ層』、服や食器、雑貨など日用品全般は『中間層』、そして手紙や写真など滅多に使わないけれど、思い入れが深くて捨てにくいアイテムが『沈殿層』。実は、家の大半のスペースを占める“厄介なモノ”は『中間層』のアイテムなんです」

 中間層のモノは、「いつか使う」可能性がある上、玄関からキッチンまで室内のあちらこちらに分布しており、アイテムごとに捨てどきもバラバラ。ゆえにたまりがちなのだ。

 「ひとつずつ、捨てるルールを作り、それを守れば、部屋にある不要品が劇的に減って、毎日の掃除や片づけがグンとラクになりますよ」。中間層の捨てワザをしっかりマスターしよう。

(イラスト:中根ゆたか)

■家にあるモノは3層に分けて考える

1.上ずみ層

 郵便物やチラシ、クーポン、雑誌の付録など、日常的な紙ものが中心。日々増えるため、たまりがちだが、要不要の判断は簡単。ため込まない心がけが大切。

→こう捨てる: 毎日見つけたら即処分

 ポストに投函されたDMなど新たに入ってきたモノは、その日にチェックし、不要なモノは即座に処分。ため込まない。

2.中間層

 出番の少ない服や靴、食品ストックなど、長期にわたり放置されているアイテム。完全に不要なわけではないので、捨てどきがやっかい。これらの品を減らすと部屋は一気に片づく。

→こう捨てる: アイテムごとにジャッジ

 モノの種類が多いので、一気に捨てようと思わないこと。「下着」「食器」など、場所とアイテムごとに捨てるルール作りを。

3.沈殿層

 日記や写真、手紙、人からもらったプレゼントなど、思い入れが深く、捨てにくいので、まとまった時間があるときにじっくり見極めよう。

→こう捨てる: 無理に捨てなくてもOK

 持っていることで気持ちが安定するモノなら、部屋の一角に飾るなど、モノを生かした保管方法を考えて。写真に撮って残し、現物は処分するのも手。

 

【場所別・どんどん捨てるコツ】

■クローゼット 読者が捨てたいモノ上位独占!

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[捨てるコツ1] 洋服、ファッション小物は「ジャッジリスト」でリストラ!

 「なんとなく捨てられない」という洋服やファッション小物は、共通の“捨てる基準”を設けてみよう。下記のチェックリストに当てはまるかどうかを機械的にジャッジしていき、「4つ以上当てはまるものは捨てる」などのルールを作れば、スムーズに捨てられる。

[捨てるコツ2] 「要る」「要らない」に迷うモノは3秒で判断

 「人は3秒以上考えると、“捨てない理由”を探してしまう」(すはらさん)。捨てるときは3秒の直感で「要る」「要らない」を判断。即断即決で決めることで、本当に残したいお気に入りの服だけが手元に!

[捨てるコツ3] どうしても迷ったら、着て外出する

 判断に迷ったら、とりあえずその服を着て外出してみよう。「周囲と比べて明らかに時代遅れ」「今の自分には似合っていない」など客観的なジャッジができるため、納得した上で捨てられる。

 

■玄関 家の印象を決める重要箇所

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[捨てるコツ1] 靴は1足買ったら1足処分、を徹底

 新しく靴を買ったら、古いものを1足処分すること。一定数を守ることで、三和土(たたき)に靴があふれるのを防げる。

[捨てるコツ2] 靴の“リストラ条件”を決めておく

 靴箱の中には、意外に履いていない靴が眠っているもの。捨てる基準を設けて、当てはまるモノはリストラ候補に。

[捨てるコツ3] 傘は必要な本数を決めておく

 傘は「必要な数だけ持つ」ことを意識。長傘、折り畳み傘、日傘と用途別に、1人に1本ずつあれば事足りると考えて。

[捨てるコツ4] シューズボックスは2割のゆとりスペースを意識

 靴箱の中は全体の2割を目安に空きスペースをつくって風通し良く。履きたい靴を見つけやすくなる。

 

■リビング 日々のこまめな見直しが効果的

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[捨てるコツ1] 取扱説明書は電子化を検討して

 多くの家電の取扱説明書は、メーカーのサイトからダウンロードできる。頻繁に参照するもの以外は電子化しよう。

[捨てるコツ2] 紙袋、箱は取っておかない

 ついためやすい紙袋や箱は、「最大5枚まで」などと上限を決めて。デザインや強度で残す基準を決めてもよい。

[捨てるコツ3] 収納スペースからあふれたら捨てる

 CDや本など趣味のものは際限なく増える。収納する数やスペースを決めて。入り切らなくなったら手放そう。

 

■キッチン 今の自分の食生活に合ったモノだけを集約

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[捨てるコツ1] 冷蔵庫や棚の古い食品を捨てる

 賞味期限切れのモノ、変質したモノは即処分。期限切れの食品が多い人は、「買いすぎる自分」を自覚して。

[捨てるコツ2] 捨て方が分からないモノは問い合わせて正しく処分

 包丁や食器、中身の入った缶の捨て方は自治体で異なる。各自治体の清掃局に問い合わせて正しく処分を。

[捨てるコツ3] 「使えそう」は迷わず処分

 「いつか使うかも」と取ってあるモノは、結局使わない可能性大。死蔵している調理家電などは潔く捨てて。

 

■洗面所 必要最低限のものだけ置く

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[捨てるコツ1] タオル・シーツは必要枚数だけ

 ひとり暮らしなら、バスタオルやシーツ、布団カバーは予備を含めて2~3枚で十分。それ以上は雑巾にして処分を。

[捨てるコツ2] ペーパー類、洗剤の消費ペースを知る

 自分の消費ペースに合わせて「残り○ロール/○箱になったら買う」とルールを設け、計画的に購入しよう。

[捨てるコツ3] 洗濯の頻度をヒントに

 必要枚数は、洗濯の頻度から考えるのも手。毎日洗濯するから予備は最小限でよいなど、数を減らす工夫を。

[捨てるコツ4] サンプルはすぐ使う

 「旅先で使うかも」と取っておくのが、たまる原因に。もらったサンプルは目に付く場所に置き、すぐ使い切る。

この人に聞きました

すはらひろこさん
 収納環境プランナー。建築、インテリアの専門知識と経験を生かした片づけ術が人気。整理収納資格が取得できる講座講師のほか、テレビや雑誌出演、収納商品や分譲マンションの監修も手がける。著書は「TJMOOK スッキリ暮らす捨て方」(宝島社)ほか多数。

(ライター 工藤花衣)

[日経ウーマン 2017年9月号の記事を再構成]

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