「変なホテル」の生産性5倍に ロボットに笑顔エイチ・アイ・エスの沢田会長兼社長(CEO)

例えば、旅行のインフォメーションセンターにAIを導入するとしましょう。顧客の色々な好みに応じられるよう、まず膨大な旅行情報をインプットしなければなりません。大量のインプットがあって初めて、AIはその人にふさわしいプランを考え出したりするわけですから。旅行会社のプロの助言や提案内容に肩を並べるには、まだまだ時間がかかるとみています。

沢田氏

旅行業界のサービスも、将来はAIを搭載したロボットが担うようになるでしょうから、徐々に研究はしています。ですが、まずAIに教え込む旅行情報を準備する必要があります。こうした情報を確保しやすい業界・ビジネスと、確保しにくいビジネスがあります。弁護士や医師は前者でしょう。いったん情報をインプットしてしまえば、弁護士よりも的確に助言し、医者よりも的確に診断できるAIが生まれる可能性があると思います。要は膨大な情報をいつまでに、誰が集め、どんなタイプのAIを使うかが決め手になります。

新世代AIが生きるかどうかは、インプットする情報量にかかっています。それを集めるのに成功した企業で、人間よりも早く正確に業務をこなせるAI・ロボット革命が起きると思います。それがいつなのか、私にも分かりません。だからこそ徐々に研究させているのです。

沢田秀雄
1951年大阪府生まれ。73年、西ドイツのマインツ大学に留学。日本に戻り、毛皮製品の輸入販売などを手掛ける会社を設立。80年にインターナショナルツアーズ(現HIS)を設立し社長に。96年、スカイマークエアラインズ(現スカイマーク)を設立。2010年、ハウステンボス社長に就任。

(シニア・エディター 木ノ内敏久)

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