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Men's Fashion
男の着こなし術

2017/8/31

男の着こなし術

3. 本場ビスポークテイラーの仕立て方

フィレンツェから来日したベネディクト・フリース氏(左)と筆者

本場の仕立て方を取材するために、フィレンツェのサルトリア(イタリア語でビスポークテイラーに相当)「Shibumi」のオーナー、ベネディクト・フリースさんが来日して開催した「トランクショー」に伺いました。「トランクショー」とは、ビスポークテイラーが他国に赴いて採寸する受注会のことです。早速、ブレザーとトラウザーズ(スラックス)をオーダーしてみました。

まずは「生地選び」、続いての「メジャーメント(採寸)は(1)総丈(2)肩巾(3)チェスト(胸巾)(4)ウエスト(5)ヒップ(6)スラックス丈外側(7)スラックス丈内側――の順番で寸法を取って終了になります。所要時間は「生地選び」で15分、「メジャーメント」で15分、合計30分でした。

数ある素材メーカーのスワッチブック(生地見本)の中から英国のFOX BROTHERS社のヘビーウエートのフランネルを選びました
ビスポークではスラックスははいたまま、外側と内側の採寸を行います

次いで、「仮縫い」となります。通常、日本で開催するトランクショーは年2回というビスポークテイラーが多いのですが、ベネディクトさんは年4回来日しています。私は8月上旬に採寸したので、次回来日する11月に仮縫いを試着して細かい補正をして行きます。受け取りは、おそらく年明けの国際宅配便になるでしょう。

時間と費用はかかりますが、既製服とは比べものにはならない満足感があるのが、ビスポークスーツの魅力です。

ベネディクト氏が持参した「仮縫い」中のジャケット

■4つの仕立て方から何を選ぶか

最後にビジネスパーソンがスーツを仕立てる際、何を選んだらいいのか、年代別に基準をまとめました。「外見力」向上のために、ぜひ参考にされて下さい。

20歳代=5万円程度の既製服

30歳代=7万円以上の既製服、パターンオーダー

40歳代中間管理職=パターンオーダー、イージーオーダー

50歳代管理職=イージーオーダー、オーダー

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黒部和夫
 カルロ インターナショナル代表。1958年、外交官子弟としてインドネシアに生まれる。83年、青山学院大卒、オンワード樫山入社。メンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。2014年カルロ インターナショナル設立。国内外ファッション企業のコンサルティングのほか、ファッション評論や講演を手がける。日本流行色協会メンズカラー選定委員をはじめ、業界団体などの各種委員を務める。

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