シャリッと冷たい鍋やスープ? かき氷が料理に進化
猛暑との予報通り、暑い日が続いています。レストランには暑さを乗りきるのにピッタリの、キンキンに冷えたユニークなメニューが続々登場しています。食欲が減退しがちなこの時期、リフレッシュ感満点でSNSにもバッチリ映えるユニークな「氷メニュー」を集めてみました。
シャリシャリと料理にトッピング コンソメ味のかき氷
ネスレ日本では、同社が運営する東京・原宿と神戸・三宮のカフェにて「氷のコンソメ(グラニータ・ディ・コンソメ)」を使った料理を提供しています。
2017年7月末まで提供している「豆乳氷コンソメのえびとアボカドのコンソーメン」は、コンソメスープで食べるそうめん。料理の上にトッピングされた豆乳味のコンソメ氷がキラキラして、見た目にも涼やか。客の目の前で氷のコンソメを削って仕上げます。ライブ感のある演出が食事中の会話を弾ませてくれます。
同社業務用食品マーケティング部の片桐里英さんによると「かき氷やアイスクリームなどのデザートだけでなく、料理でも冷たい食感と見た目の楽しさを感じられる新感覚メニューを」という考えから氷のコンソメという発想に至ったのだとか。「うま味調味料を使用しない『マギー 無添加コンソメ・ブイヨン』は素材の風味を生かすことに適しています」とのこと。
氷のコンソメのアイデアは多くのシェフに受け入れられ、全国のカフェ・レストランでも氷のコンソメを使ったメニューが展開されています。
「ベースは業務用製品の『マギー無添加コンソメ・ブイヨン』。そのまま使用されている場合もあれば、スパイスやハーブ、野菜などで味や色味を整えられている場合もあります」(片桐さん)
いずれも氷のコンソメがトッピングされてキラキラと光り、とても爽やか。しっかりと味つけされた氷と料理を一緒に食べれば、新しい食感を味わうことができます。
氷のコンソメのメニュー提供は8月末までの予定。全国各地のシェフたちが創意工夫を凝らしたユニークな料理の数々、ぜひお試しを。
鍋の中に山盛りのかき氷! 誰もが驚く「氷鍋」
全国237店舗を展開する居酒屋「赤から」では、関東と中部の直営店40店舗にて、どっさりと氷が入った「氷鍋」を8月31日までの夏季限定で提供しています(冒頭の写真)。
赤から味噌を鶏だしで割った特製スープに、揚げなす、枝豆、プチトマト、コーン、きゅうり、トマト、エビ、キムチなど全12種類の具材がゴロゴロと入っています。氷は、シャリシャリのかき氷と、少し大きめのクラッシュアイスの2種類を使用。冷たさが長続きし、いろいろな食感が楽しめます。
同店を運営する甲羅経営企画部の岡本愛さんによると「昨年の氷鍋も好評でした。今年はさらに氷を100グラムほど増やしました。かき氷のようなシャリシャリとした食感と、ガリガリと氷を感じられる食感が楽しいですよ。見栄えもいいのでぜひSNSで拡散していただきたいですね」とのこと。
氷が溶けても味が薄くならないようスープの濃さが工夫されているほか、締めのラーメンも冷たさで麺がかなりしまるので美味。たくさんの野菜を食べられるので夏バテ防止にもよさそうです。
氷菓「SACRE(サクレ)」を丸ごと使ったサワーが登場
最後は、「氷菓×ドリンク」の組み合わせをご紹介。居酒屋「やじろう日暮里店」では、市販のかき氷としておなじみの「SACRE(サクレ)」を使った「サクレレモンサワー&サクレオレンジサワー」を提供中です。
同店を運営するグロブリッジ広報チームの鈴木一美さんによると「今夏は猛暑予想に加えてレモンサワーも流行しているので、氷菓をまるまる使ったサクレドリンクを考案しました。サクレ丸ごと1個にサワーを加えています。素材はシンプルですが、ほどよい甘みがあって特に女性に人気です」とのこと。
サワーのほか、サクレ丸ごと1個を使った「サクレハイボール」(490円)や、サクレ半分を使った「サクレ日本酒」(390円)なども好評。冷たさが長持ちし、最後までシャリシャリとした食感が楽しめます。
※価格は特記がない限り税抜きです。
(取材・文 GreenCreate)
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