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新SNSマストドン、居心地よく楽しむまでの4ステップ

いまさら聞けないネットの話/マストドン 後編

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NIKKEI STYLE

前編「SNSマストドンって? ゆる~い交流、本当の魅力」では、新しいSNS「Mastodon(マストドン)」がどのような特徴があるのかを紹介した。後編では実際にマストドンを始める方法を紹介しよう。

マストドンを始める手順は以下のようになる。

(1)参加するインスタンスを選ぶ
(2)ユーザー登録する
(3)「トゥート」する
(4)他のユーザーをフォローする

順を追って解説しよう。

参加するインスタンスを選ぶ

「分散型」のSNSであるマストドンは、マストドンをインストールした複数のサーバー「インスタンス」で構成されている(前回参照)。そのためマストドンを始めるには、まず参加するインスタンスを選ぶ必要がある。

公式サイトにはインスタンスを選択するためのウィザードが用意されており、ここで使用する言語や、参加ユーザー数などで候補を絞り込むことができる。

インスタンスは、参加ユーザーが多いほどにぎやかではあるが、小規模で地域や趣味で特化されたインスタンスにも違う魅力がある。自分の趣向と合うものが見つかれば、居心地が良い時間が過ごせるだろう。実際、公式の選択ウィザードでは、1万人以下のインスタンスが選びやすくなっている。このことからも、分散型SNSとして、大きすぎないインスタンスを推奨していることが感じられる。

また「日本のマストドンインスタンス」などで検索すれば、インスタンスをまとめたサイトが見つかる。

たとえば「日本のマストドンインスタンスの一覧」というサイトは、ユーザー数の多い順位で表示され、登録前にローカルタイムラインを見ることもできるので、インスタンスの雰囲気がわかる。自分に合いそうなインスタンスを探すのには便利だ。ちなみに世界的にみても、ユーザー数1位、2位は日本のインスタンスで、いずれも10万人を超える規模になっている(1位はイラスト共有サービス「Pixiv」を運営するピクシブ株式会社が立ち上げた「pawoo.net」、2位は「mstdn.jp」)。

ユーザー登録する

インスタンスを選んだら登録してみよう。登録に必要なのはユーザー名とメールアドレス、パスワードだけだ。登録をすると入力したメールアドレスに確認メールが送信される。メールを確認し、「メールアドレスの確認」をクリックするとログインができるようになる。

最初にログインすると、簡単な使い方の説明が出てくる。インスタンスごとにルールやガイドラインなどが設けられていることもあるので、目を通しておこう。

最初、基本画面の「ホーム」や「通知」の欄には何も表示されない。しかし、ユーザーをフォローしていくと、フォローしたユーザーの投稿が「ホーム」に表示される。

基本画面の「スタート」メニューにある「ローカルタイムライン」か「連合タイムライン」をクリックすると最初から投稿を見ることができる。ローカルタイムラインには自分が所属するインスタンスの公開トゥートが表示される。「トゥート」とは投稿のこと。鳥のささやきを意味するツイッターの「ツイート」の140字に比べ、マストドンは500文字まで投稿できるため、「叫ぶ」という意味のトゥートというわけだ。連合タイムラインには外部のインスタンスも含めた公開タイムラインや「ブースト」(再投稿。ツイッターの「リツイート」)が表示される。

なお、複数のインスタンスに登録する場合、インスタンスごとに別の管理であるため、同じメールアドレスでも登録できる。

登録したインスタンスでローカルタイムラインや連合タイムラインを見ると、インスタンスごとに全く違うのに驚くだろう。例えば、ユーザー数の多いインスタンスでは、連合タイムラインは目で追えないほど速いスピードで次から次へ流れていく。朝の挨拶が交わされるインスタンスもあれば、投稿してもなかなか返事がない、ゆったりとしたインスタンスもある。必ず、自分の居心地の良いインスタンスが見つかるはずだ。

「トゥート」する

マストドンでは誰もフォローしていなくても、ローカルタイムラインや連合タイムラインで、他のユーザーのトゥートを見ることができる。参加したインスタンスに向けて、まずは初トゥートをしてみよう。やり取りの中でホームに表示したいユーザーをフォローしていくといいだろう。

トゥートするには画面の左上の投稿画面を使う。「プロフィールを編集」をクリックすると、アイコン画像やプロフィール文などを変更できる画面になる。

投稿ごとに公開範囲を変更できるのも特長だ。投稿の内容によって、今回だけ「非公開」ということもできる。「未収載」はフォローされているユーザーの「ホーム」には表示されるが、ローカルタイムラインには表示されない。

「CW」というボタンは「Content Warning(閲覧注意)」という意味だ。タイムラインなどでは「警告」に入力した文言が表示され、クリックすると内容が表示されるというワンクッション置いたトゥートができる。いきなりタイムラインで表示せずに、同意した人だけが内容を見られるというわけだ。

写真の添付も、いきなり表示されないように設定できる。いわゆる「飯テロ」と呼ばれる、深夜に投稿される食べ物の画像もこれであれば防ぐことができるだろう。

このような投稿時の細かい設定は、ツイッターよりも使いやすいところだ。

他のユーザーをフォローする

タイムラインに流れてくるトゥートは、所属するインスタンスにかかわらず、「返信」や「ブースト」、「お気に入り」ができる。プロフィールアイコンをクリックするとユーザーの情報が表示されフォローできる点も、インスタンスによる差はない。

連合タイムラインなどに表示されないユーザーでも、プロフィールページのURLを教えてもらえれば「リモートフォロー」が可能だ。

プロフィールページの「リモートフォロー」をクリックし、「potaufeu@mstdn.jp」というように自分のインスタンス名を含むユーザー名を入力して「フォローする」をクリックすると、どのインスタンスのユーザーでもフォローができる。

なお、マストドンでは以前はアカウント削除ができなかった。しかし、最新版のインスタンスではアカウント削除ができるようになっている。ユーザー設定の画面で「ログイン情報」から削除ができるが注意点がある。インスタンス内の情報は削除されるが、仕組み上、外部のインスタンスに記録された投稿などは残ってしまうことがあるのだ。そのため、一度アカウントを削除したインスタンスには同じユーザー名で登録することもできなくなる。

開発者を巻き込みやすい分散型

マストドンでは、初期の状態からさまざまな関連サービスやアプリなどが登場しているのも特長だ。スマホ用のアプリは、サードパーティからいくつかリリースされており、自分の使いやすいものを選ぶことができる。ちなみに筆者がよく使うアプリは、iPhoneではAmaroq、Mustor、Tootle。Android端末にはTusky、Pawooをインストールしている。

初期のツイッターでもそのようなサードパーティの開発者などが一緒に大きくしていった経緯もあるが、ユーザー数が増えてくると仕方なくサードパーティの利用を制限するようになってしまった。

マストドンの場合、分散型という仕組みのため、サードパーティにとっては、後から制限を設けられるリスクも少ない。現状ではマストドンの方が開発者を巻き込みやすい状況にあり、将来にわたって制限されるリスクもないため多くの開発者が安心して参加できる。

ユーザーとしても、マストドンはさまざまな特徴を持ったインスタンスが登場し、分散して運営されていくとともに、関連サービスやアプリなども複数出てくる可能性があり、使いやすいものを選んで利用できる可能性があるわけだ。

特定の会社が独占して運営するわけでもなく、多くの開発者や企業なども巻き込んで発展していく可能性があるマストドン。やや初期のブームは落ち着いてきたとはいえ、まだまだ目が離せない存在といえそうだ。

いまさら聞けないネットの話/マストドン
 前編 SNSマストドンって? ゆる~い交流、本当の魅力
 後編 新SNSマストドン、居心地よく楽しむまでの4ステップ

(ライター 佐藤新一)

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