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立川談笑、らくご「虎の穴」

WEB上で遊ぶ「想像の海」 特設サイトで超深夜寄席 立川吉笑

2017/7/9

PIXTA

毎週日曜更新、談笑一門でのまくら投げ。今週のお題は「海」ということで、今週も次の師匠まで無事にまくらを届けたい。

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暖かくなってきて、「梅雨が空けたら海にでも行くかぁ」とそろそろ夏の計画を立てたいところだけど、どうやら今年の夏は海に行けなさそう。

というのも、ありがたいことに、最近ちょっと忙しい。

高座に上がる立川吉笑さん(東京都武蔵野市)

前座・二ツ目・真打と3つの身分がある東京の落語界において、いま空前の二ツ目ブームが起きている。若手落語家をメインに起用するイベントやテレビ番組などの数が、以前では考えられないくらい増えていて、どうやら僕も二ツ目としてギリギリそのブームの恩恵を受けているようだ。

特にこの7月などは顕著にその傾向があって、これまでだと半年に1回あればラッキーだと思えていたメディア関係の仕事が、なぜか7月だけで6本立て続けに入っている。

昨日はNHK Eテレの落語特番の収録に行き、今日は大阪までBSジャパンの落語特番の収録に行ってきた。そして明日はファッションブランドのWEB広告収録に行くことになっていて、この3日間だけを切り取ったら、売れっ子芸能人になったような気すらする(もちろんそれが錯覚だとも理解している)。

現場に行くだけで役割を果たせるのならそれほどキツい日程ではないけど、新作落語を中心に活動している僕にくるオファーは大抵、「何かオリジナルのネタを用意してほしい」というようなものだ。収録に向けて与えられたテーマでネタを作り、稽古をしなければならないから、どうしてもスケジュールがタイトになってしまう。

そんなカツカツな毎日の中でさらに水面下で準備していることがあって、それは春風亭昇々兄さん、瀧川鯉八兄さん、浪曲師の玉川太福兄さんという、独創的な新作落語や浪曲をコンスタントに作っておられる先輩方と結成した「ソーゾーシー」というユニットの第2回公演だ。

4月に赤坂レッドシアターで開催したソーゾーシーの旗揚げ公演は完売御礼で無事に終わり、現時点で9月1日には江戸落語の聖地ともいえる新宿末広亭で開催することも決まっている。さらに第2回公演を7月中旬に開催することになったから、目下その準備に追われているのだ。

自分は自分なりに、自分にしか作れない落語を追求して活動している自負はあったけど、ソーゾーシーが始まって昇々兄さん、鯉八兄さん、太福兄さんを近くで見るようになって、少し自信を失った。自由にのびのびと考えていたつもりの自分がちっぽけに思えるくらい、兄さん方の発想は自由で広大なのだ。

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