WOMAN SMART

キャリア

能力を発揮できず我慢… 抜け出すのに必要なことは? “もったいない”脱出の仕事術

2017/6/23

PIXTA

コミュニケーションコーチの岩田ヘレンです。今、あなたは何か「我慢」をしていることがあるでしょうか? 思い通りにならないけど状況を変えるのは難しいというとき、しかたなく我慢をすることはあるでしょう。日本の社会では、我慢は美徳と考えられることが多いです。確かに、どうしても変えられない状況で文句を言ったりイライラしてもベネフィットがないので、そういう意味では我慢するのはいいことです。しかしほとんどの場合は、行動をとって状況を変えることができます。

先日、1人の女性からメールをもらいました。彼女は何年か前に私の3日間セミナーに参加したことがあり、その後何度か連絡をとっていましたが、久しぶりにメールをくれたのです。そこには「結婚生活がうまくいかなくなって、家を出なければならなくなった」とありました。家もないし、仕事もお金もない。今とても困っている。こんなメールを書いて申しわけありませんが仕事を紹介していただけないでしょうかという内容でした。

それを読んで私が最初に感じたこと。それは、彼女への尊敬でした。なぜでしょうか。大変な状況のときに「助けてほしい」と言うのは勇気が必要だからです。彼女は状況を変えるために、我慢をせずに、勇気を出して行動したのですね。

■不本意なゾーンで我慢=もったいない!

さて、このところ毎月、私は自分のためにその月のテーマとなる言葉を決めることにしています。先月の言葉は「BUZZ」でした。ワクワクするような躍動感の広がりをイメージする言葉ですが、先月はまさにそんな1カ月でした。「Her Confidence Her Way」という日本人女性のためのポッドキャストの生中継でビジネスの取材を受け、それをきっかけにコミュニティーが広がりましたし、プライベートではしばらく中断していた空手を久しぶりに始め、ワクワクしながら楽しんでいます。

今月の言葉は「GENIUS(天才)」にしました。これは、最近とても気に入っているGay Hendricks著「The Big Leap」の中から取りました。この本にはとても興味深いメッセージがたくさんありますが、そのうちの一つが「4つのゾーン(領域)」です。

世の中にはさまざまなスキルや仕事がありますが、誰でも「自分には向いていない」「自分は得意ではない」ことはあると思います。例えば私は、細かく数字を見るのがあまり好きではないので、そういう仕事は会計士にお願いしています。こうした仕事が属する領域を「Zone of Incompetence」(無能力のゾーン)と呼んでいます。

次の領域が「Zone of Competence」(能力のゾーン)です。例えば私は毎週、ブログを書いています。その内容をサイトに投稿する作業は割に単純なので、1度覚えれば誰でもできます。ですから、自分でもできるけれど、ほかの多くの人もできる仕事です。そういう意味では他人にお願いすればよいでしょう。私のアシスタントがこの作業をしてくれています。

その次の領域が 「Zone of Excellence」(卓越のゾーン)。これは、いい収入を得られるくらいに上手にできる仕事です。周囲の人もやってくださいとお願いしてきます。例えば私の場合は、以前やっていた翻訳の仕事でしょうか。それで収入を得ることはできますが、今の自分にはちょっと物足りない感じがします。

そして、4番目が「Zone of Genius」(天才のゾーン)。自分だけの特別な何かができる仕事の領域です。私の場合は、コミュニケーションスキルのトレーニングとコーチングがこれにあたると思います。私はいろいろな人を見て、その人のコミュニケーションスキルの潜在能力をすぐ把握し、その人の現在の状況を理解して、より上のレベルにいけるように支援ができます。これはとてもワクワクする、楽しい仕事でもあります。

WOMAN SMART 新着記事

WOMAN SMART 注目トピックス
日経doors
中田敦彦 成功者をまねてみると「自分軸」が見つか
日経DUAL
ECC取締役が時間テク伝授 パパママ現場リーダーへ
日経ARIA
真矢ミキが実践 40代で自分年表を書いて自己分析
日経doors
SNS6つ、15アカウントを駆使 Z世代の現役大学生
ALL CHANNEL