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小島慶子×入山章栄 女性には頑張って欲しいけど… WOMAN EXPO TOKYO 2017

2017/6/16

 基調トークショーには女子レスリング五輪金メダリストの吉田沙保里さん、日本レスリング協会の強化本部長、栄和人さんが登壇。「チームも個も強くする指導術・リーダー術」と題し、昨年のリオ五輪でのレスリング女子日本代表の活躍を振り返りながら、チームづくりについて語り合った。

■吉田沙保里さんら育てた指導術 しつこいほど向き合う

基調トークショーで話す吉田沙保里さん(左)と栄和人さん(5月20日)

 女子レスリングの指導者として多くのメダリストを育ててきた栄さんの指導術は、選手一人ひとりとひたすらに向き合うこと。嫌われることをいとわず、時に「しつこい」と言われても、長い時間を費やし真剣に向き合う。大学時代から栄さんの指導を全面的に受けてきた吉田さんは「しつこいし厳しいが、情熱があり、選手のことをとてもよく考えてくれる」とコメントした。

 リオ五輪では5つのメダルを獲得したレスリング女子日本代表。海外のチームが練習の視察に来ることもあるが、他国がまねできない強みがあると栄さんは言う。それは選手と指導者の「人間関係」だ。選手は自分の目標を絶対達成するという強い思いを持つ。その思いを共有する監督やコーチは選手を支え「強くして勝たせる」ことを本気で考えて力を最大限引き出す。「両者の強い思いが一緒になると、大きな力が出る」(栄さん)。吉田さんも、「勝利という共通の目的が選手と監督との間で共有され明確になる。すると、チーム全体に火が付き、良い結果を生み出していく」と応じた。

 4連覇をかけてリオに臨んだ吉田さんは銀メダルに終わったが「チームの結束を高めたのは吉田選手だった」と栄さん。「チームをけん引するリーダーとして、指導者と選手の間に立ってきてくれた。おかけでいいチームになった」とねぎらった。吉田さんは20年の東京五輪に向けて女子日本代表コーチにも就任。栄さんにとって、選手の育成はもちろん「次のコーチ」を育てることは大きな課題だという。

 世界大会16連覇を遂げるなど、数々の大舞台で結果を出してきた吉田さん。プレッシャーとの向き合い方について「これまで頑張ってきた成果を見せる場だと心に決めれば、緊張はなくなり集中できる」と話した。栄さんは「重圧はあって当たり前。目標に向かって努力するプロセスが人間を成長させる」と力強く語った。

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