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変わる端末戦略 ファーウェイ「P10」の魅力と死角 佐野正弘のモバイル最前線

2017/6/17

メインカメラだけでなく、フロントカメラにもライカのレンズを搭載。背景をぼかす加工なども新たに追加されている

なお、P10 Plusはカメラのレンズに、グレードが高い「SUMMILUX-H」を採用。カメラの明るさを示すF値が1.8と、P10(F値2.2)よりも暗い所で被写体をより明るく撮影できる。

P10(上)とP10 Plusで同じ被写体を撮影し、比較しているところ。P10 Plusの方がより明るいレンズを採用していることから、暗い被写体をより明るく撮影できる

■市場トレンドの変化でハイエンドの布陣を厚く

今回の注目はP10 Plusだ。P10 Plusは5.5インチと画面サイズが大きく、横幅も74.2mmと広い。しかも市場想定価格が7万2800円と、より大画面のMate 9(発表時の市場想定価格が6万800円)と比べても強気の価格設定がされている。

P10 Plusの市場想定価格は7万2800円。ファーウェイ製のスマートフォンで市場想定価格が7万円を超えるのは、2015年発売の「HUAWEI Mate S」以来である

実はP9シリーズにも、グローバルモデルでは5.5インチの上位モデル「HUAWEI P9 Plus」が存在したのだが、日本向けにはP9とP9 liteしか投入されなかった。

では一体なぜ、ファーウェイは今回、P10 Plusを日本に投入したのだろうか。ファーウェイのデバイス部門で日本と韓国を統括する呉波氏によると、特殊性の強い日本市場に、より深く入り込む狙いがあるという。

ファーウェイの呉氏によると、今年に入ってから日本のSIMフリー市場には大きな変化が起きているとのこと

世界市場全般を見ると、安価なミドルからローエンドクラスのスマホの販売が多く、ハイエンドモデルの販売数は少ない。だが日本市場は、端末を大幅に値引きして販売するスタイルが主流のキャリアによる端末販売が主で、高性能かつ高価格のスマホが安価に購入できることから、ハイエンドモデルが最も売れ筋となっている。単体で購入すると10万円前後するアップルの「iPhone 7」が最も売れ筋となっていることからも、その傾向は理解できるだろう。

そして呉氏によると、17年に入ってから日本市場に大きな変化が起きているとのこと。16年まではSIMフリースマホの購入層はスマホ初心者やサブ用途が中心だった。それが、17年に入るとメイン用途として利用する人が増えたのだそうだ。

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