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ボーナスの得する使い方 もらう楽しみを形に残すには いまさら聞けない大人のマネーレッスン

2017/6/8

PIXTA

 こんにちは。経済エッセイストの井戸美枝です。

 6月といえば、夏のボーナスですね。日本の会社の夏と冬のボーナスは、井原西鶴の『世間胸算用』に出てくる、お盆と暮れの「節季払い」が起源ではないだろうかと思っています。昔は掛けで品物を買い、盆暮れにまとまったお金を渡して精算していたのですね。

 4月24日付の日本経済新聞朝刊に今夏のボーナス予測が掲載されていました。それによると、民間企業のボーナス支給総額は前年比2.9%増の15兆1000億円。2001年夏以来16年ぶりの高水準になるとのこと。パートから正社員への切り替えが進み、ボーナスの支給対象者が増えたことが主な要因とみられています。1人あたりの支給額も0.5%伸びて、2年連続の増加になる見通しです。

 会社にお勤めの方はきっと楽しみにしていらっしゃるでしょう。買い物や旅行などに使うのもよいでしょう。ただ、ついつい使い過ぎてしまって「このままでよいのだろうか」と不安になった……。そんな経験はありませんか?

 今回はボーナスをもらった喜びを形に残し、後悔しない使い方をいくつかご提案しましょう。

■保険料は一括で支払って得をしよう

 提案その1は、「保険料を年払いで支払う」ことです。

 ボーナスの使い道としては地味な感じがしますが、民間の保険に加入している方は1年分の保険料を一括で支払うとお得です。

 生命保険や医療保険の保険料は、毎月支払う「月払い」が一般的ですが、他にも「半年払い」「年払い」「ボーナス併用払い」「一時払い」などの支払い方法が選択できます。

 「年払い」を選択すると、ほとんどの場合、毎月支払うよりも保険料が安くなります。どれぐらい割引されるかは保険商品や保険料によって違いますが、「年払い」を選択すると1年分の保険料が11.6~11.7カ月分になるケースが多いですね。

 例えば、毎月の保険料が1万円の場合、「月払い」だと年間の保険料は12万円。「年払い」だと年間11万6000円程度の保険料になり、4000円程度おトクです。保険料を多く支払っている人ほど、年払いで支払うメリットが大きくなる傾向があります。気になる方は、一度保険会社に確認しましょう。契約済みの場合も、支払い方法の変更は可能です。

■貯金する派は、少しでも金利の高いところへ

 提案その2です。

 ボーナスは将来のために貯金する、という方もいらっしゃるでしょう。そのお金、お給料が振り込まれた口座にそのままにしていませんか?

 ご存じの通り、普通・定期預金の金利は低い状態が続いています。2017年5月現在、大手3行の定期預金の利回りは0.01%。100万円預けても1年間の利子は100円です(これに20.315%の税金がかかりますので、小数点以下切捨てで79円になります)。

 しばらく使う予定のないお金であれば、できるだけ金利の高い銀行口座へ預けましょう。大手銀行より、店舗や窓口のないネット銀行の方が有利な場合が多いですね。地方銀行のネット支店でもキャンペーンを実施していることがあります。年0.1%の金利を目安に一度調べてみることをおすすめします。

 ネット銀行やネット支店での取引は、各銀行のウェブサイトで口座開設の申し込みをします。口座を開設したら、キャッシュカードを使ってコンビニや提携銀行のATMから入金するだけ。慣れてしまえば、さほど面倒ではありません。

 入金する際は、提携する金融機関の中から無料で利用できるところを選べばコストもかかりません。

■積み立て投資を始めてみよう

 既に十分な貯金があるのなら、ボーナスを機に「投資」を始めてみるのはいかがでしょうか。提案その3は「積み立て投資を始めてみよう」です。

 投資というと「損をしそうで怖い」と抵抗感をもつ方もいらっしゃるかもしれません。そこでおすすめしたいのが「毎月コツコツ 積み立て投資」です。

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