鹿にペンギン、恋する牛 ワイン彩る動物ラベルの魅力

「プダ」シリーズのなかでは一番しっかりとしたフルボディーだが、タンニンがこなれていてまろやかだ。バニラやトーストなど香ばしい樽(たる)の香りが心地よく、樽がきいた赤ワイン好きにはたまらないだろう。何より最上級でも税抜き価格が2000円未満なのだからプチぜいたくな気分になる。

プダ グラン・レゼルヴァ アセンブラージュ
▼プダ グラン・レゼルヴァ アセンブラージュ : 1980円
※コルク式

1000円以下の安うまピノ・ノワール、リトル・ペンギン

「コスパの高いピノ・ノワールなら、こちらですね。ある雑誌で1000円以下で買える赤ワイン1位に輝いてから、さらに売れ行きが伸びています」とおすすめしてもらったのが、オーストラリアの「リトル・ペンギン ピノ・ノワール」。リトル・ペンギンとは、南東オーストラリアの海岸に生息する、世界最小のペンギンのこと。リトル・ペンギンのように、かわいく親しみやすくどの機会にも楽しめるようにと、ワインのラベルに採用されている。

味わいもチャーミングで、いちごなどベリー系のアロマに、ほのかにブラックペッパーや甘いスパイスが香る。ピノ・ノワールならではの繊細な風味が存分に感じられる1本だ。1000円以下のピノ・ノワールとしてはかなり優秀なので、安うまピノ・ノワールの代表として覚えておきたい。

リトル・ペンギン ピノ・ノワール
▼リトル・ペンギン ピノ・ノワール : 880円
※コルク式

牛も恋するスペインワイン

スペインの赤ワイン「ベソ・デ・ヴィノ」のラベルに描かれているのは、ワイナリーのキャラクター、アントニオ君。闘牛の国スペインらしく牛がモチーフになっている。裏ラベルにまで描かれたハートマークからも、「アントニオ君」の熱烈なワイン愛が伝わってくる。クリスマスバージョンのラベルもあり、そちらも人気。

「オールド・ヴァイン」とかかれているのは、樹齢40年以上の樹から収獲したぶどうだけを使用しているため。ベリーの香りに、チョコレートやバニラ、トーストなど甘い香りが印象的な、やわらかな雰囲気のワインだ。「これからの季節には少し冷やしてオリーブや生ハムなどのタパスと楽しんだり、牛薄切り肉をロール状にして野菜とともに串焼きにしたブロシェットと合わせてもおいしいですよ」(三村店長)

ベソ・デ・ヴィノ・オールド・ヴァイン・ガルナッチャ
▼ベソ・デ・ヴィノ・オールド・ヴァイン・ガルナッチャ : 1180円
※スクリューキャップ式

バーベキューにおすすめ、肉に合うお魚のワイン

ボトルに魚の骨が刻まれた「フィッシュフック」とは、南アフリカにある美しい海沿いの街の名前だ。南アフリカ有数の大都市ケープタウンの象徴ともいえる断崖絶壁の山テーブルマウンテンを背に人々がアウトドアライフを楽しむ、そんな活気ある街をイメージしてつくられたワインだ。白と赤の2種類があり、どちらにしようか迷っていると、「赤ワインは南アフリカにしかないピノタージュという品種なので、南アフリカらしさを感じたいならこちらですね」と三村店長がおすすめしてくれた。

実は先日ピノタージュ種のワインを飲んだところだったが、そのワインは、歯が真っ黒になりそうなほど黒々したタンニンに動物の皮やゴムの香りのする超強烈なワインだった。今回もお歯黒覚悟でおそるおそる試飲したしたところ、思いのほかエレガントなので驚いた。完熟したブラックベリーのアロマとコーヒーやタバコに甘いスパイスの香りがする、少しエキゾチックなワインだ。スモーキーが余韻に残るスパイシーな赤ワインは、炭火焼きのお肉に最高に合うだろう。なお、フェアトレード認証も取得しているとのこと。

フィッシュ フック  ピノタージュ
▼フィッシュ フック ピノタージュ : 880円
※スクリューキャップ式

ラベルがかわいく覚えやすく、なによりリーズナブルな動物ワインは人気が高いのもうなずける。さらに動物ワインの人気の理由について、イオンリカー広報部は「メディアやSNSの影響は大きい。また、市場シェアが拡大しているチリワインに動物柄が比較的多いので、その影響もあるのでは」と分析する。

ちなみに今回紹介した動物ワインはすべてイオン直輸入。直輸入だからこそ実現できる超お手ごろ価格に加え、6種類のうち4種類がスクリューキャップのワインと、すぐに開けられる気軽さもうれしい。これからの季節アウトドアにも活躍しそうだ。

(ライター 水上彩)

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