「仕事内容がよくわからない、商品のカテゴリーは問わないという学生も当然います。そのため面接の前に社員と面談し、一緒に志望するコースを考える『ジョブマッチング』という制度もあります。決めきれなければ、違う職種の社員にも会ってもらい、応募者のポテンシャルに合致する仕事を検討していきます」

配属はどこでも、職種決めない新コース

ソニー採用部の北島久嗣統括部長

――今年から始めたことはありますか。

「職種別採用の『逆張り』で、職種をまったく問わない『WILLコース』をつくりました。ソニーに興味はあるけれど、会社のことはよくわからない、情報は多くあるが迷ってしまう、そういった人も多いはずです。そういう人には『自分はこんな良さがある。こんな人間なので自分に合う配属で入社したい』と思いをぶつけてもらう採用です。我々にとってもチャレンジです。今回、この応募者に会うのが非常に楽しみです」

――面接の流れや内容を教えてください。

「面接は3回です。社員が1、2人に対して学生が1人の個人面接で、集団面接はありません。時間は30分から45分ほどです。人事も面接官として入りますが、コースごとに現場の社員も面接に臨みます。面接では、これまで取り組んできたこと、どんな考え方をしているのかを主に聞きます。奇をてらうやり方はないですね」

「異見」ある人を評価

――評価基準として、学生のどんな点を見ていますか。

「当事者意識をもっているかどうかを見ます。言いかえれば、自分の頭でしっかり状況を理解し、考えた上でアクションを起こしているかどうか、この点が重要です」

「経営幹部もよく私たちに『異見(いけん)をいってください』といいます。意見の意ではなく、異なる考えという意図です。ソニーでは、より建設的な議論のためには『その通りです』というより、異なる考えをぶつけあうミーティングのほうが、最終的によいアウトプットに結びつくと考えます。オリジナルな『異見』をいえるかどうかは、当社で仕事をする上で非常に大事な要素です」

「たとえば、『ソニーという会社のどういうところを見て応募に至ったのですか』と聞くとします。そのとき、社長の平井(一夫氏)のこの決断や発言に共感しました、という返答より、自分の言葉で当社に対する思いや『こういう仕事をしたい』と話してくれたほうが新鮮な印象を持ちますね。その言葉は、うれしさにつながります」

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エントリーシート、「学歴不問」打ち出す
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