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立川談笑、らくご「虎の穴」

『すごい本』みつけた愛犬トートーと私 最低の思い出 立川笑二

2017/4/30

PIXTA

 師匠と兄弟子の吉笑とともにリレー形式で連載させていただいているまくら投げ企画。21周目。

 今回の師匠からのお題は「犬・猫、ペット」。

高座に上がる立川笑二さん(東京都武蔵野市) 

 沖縄にある私の実家では庭で犬を飼っていた。名前は「トートー」。

 私が物心ついた時から「トートー」は「トートー」として我が家にいたので、疑問を持ったことがなかったが、よくよく考えると変な名前だ。

 ちなみにトートーは後に2匹の子供を産んだのだが、その2匹の名前は「タロー」と「ジロー」だ。

 子供の名前がシンプルすぎるゆえに、親の「トートー」がなおいっそう、変に感じる。

 この記事を書くにあたって実家の母に電話できいてみたが「由来は忘れた」とのことなので、今となっては藪(やぶ)の中だ。

 そのトートーは8年前に亡くなっている。名前の由来を聞くだけのつもりの電話だったが、久しぶりに話題に出たということもあり、母とトートーの話で電話で盛り上がっていると

 母が「あんたの友達はみんなトートーが好きだったね」と言う。

 私はなんの事だかすぐに分からず、曖昧に返事をすると

 「小学生の頃、友達とみんなでトートーの散歩させてたでしょう」

 と言われたので思い出した。

 今回はそんなトートーとの散歩の話。21投目!えいっ!

 私は男3人兄弟の次男であり、トートーの散歩は兄弟が日替わりで連れて行くのが決まりだった。

 犬を散歩に連れて行くのは面倒くさいというのが当時の私の心境で、実家から徒歩10分でいけるひと気の無い砂浜へ行き、首輪をはずして、トートーが飽きて戻ってくるまで私は携帯ゲーム機で遊んでいるというのが、いつもの散歩コースだった。

 私が小学5年生くらいのころ。いつものようにトートーの散歩で砂浜へ行き、ゲームをして時間を潰していると、トートーがボロボロの雑誌をくわえて戻ってきた。

 何気なくその雑誌を開いてみると、水着姿の女性の写真が目に入ってきた。

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