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ビジネス目標がプレッシャーに 疲弊しない方法は? “もったいない”脱出の仕事術

2017/4/26

私の目標達成を応援してくれる「リマインダー」の小物たち。でもプレッシャーになってしまうことも(写真:Tia Haygood)

この1カ月、また何人かの読者からメールをいただきました。その中で「普段、こういうメールを書いたことはないのですが」という方が2人おられました。comfort zoneから1歩踏み出して、勇気を出してご意見を送っていただいたことに感謝します。これからもご要望やご質問、ご意見をたくさんお送りいただければと願っています(アドレスは文末に)

さて、3月のキーワードを「WARMTH AND WEALTH」(暖かさと富)にしたことは先月の記事「驚くほど集中力アップ 生産性が高まる3つの新発見」でお話ししました。特に「WEALTH」は、ビジネスでの収入を上げることにフォーカスしたものでした。

4年前に独立してビジネスを立ち上げてから、私は売り上げの数値目標を設定するのをためらっていました。なぜかといいますと、お金よりも人をサポートすることに集中したかったからです。しかし、いろいろなビジネスのアドバイスなどを読むと、数値目標は重要だとされています。

そこで「WEALTH」にフォーカスするために毎月の売り上げ目標を作りました。さらに、目標を設定してそれを書くだけではなく、自分の周りにいろいろなリマインダーを作ると効果的だと聞いたので、いくつかのリマインダーを作りました。例えば、京都の伏見稲荷大社(商売繁盛の神様です)で買った小さな鳥居、だるま(私のビジネス・カラーと同じ色の紫)、「百万円札」の形のメモ帳、スマートフォン(スマホ)のスクリーンセーバー、1日に2回出てくるスマホのリマインダーなどです。これらはすべて、「頑張ってね」のように元気づけてくれるメッセージを私に送っていたはずですが、逆にプレッシャーを感じ始めました。

■自分で作った目標のプレッシャーで「疲れた……」

私の仕事はプレゼンテーションなどのコミュニケーション・スキルの研修やコーチングですが、一人なので直接指導できる顧客の数はもちろん限られてしまいます。そこで、オンラインでプレゼン・スキルを学べるコースを新しく作ることにしました。これによってより多くの方々にスキルアップの機会を与えることもできて、収入源にもなるのではないかと思いました。

そして、数値目標を達成するためにオンラインコースをどんどん宣伝しようと、1週間続けて毎朝、フェイスブック・ライブで配信をしました。誰でも視聴できる、15分間の短い講座とQ&Aの生中継です。ちなみに私からは、誰が見ているかは分かりません。

ところが1週間の最後の日。iPhoneでライブ配信機能をオンにした直後、なんと、画面に向かって「あぁー、疲れた……」と声に出して言ってしまったのです!

あわててライブを中断し、どうしよう?どうしよう?とパニックで自問しました。でもライブを期待している人がいるからやらなくちゃと思い、やっと気を落ち着けて、何もなかったかのようにやり直しました(笑)。開始直後だったので視聴者がそれほどいなかったのは幸いでしたが、少なくとも私のアシスタントは見ていました!

オンラインコースの作成、目標達成のための営業努力、それに通常の業務が重なったプレッシャーで疲れがたまっていたのです。さらにひどい風邪までひいてしまいました。この春から大学のMBAコースで教えはじめたのですが、最初の授業のときは風邪で声がほとんど出ないという状態でした。

その次の週は、家族で数日間、タイのバンコクに旅行する予定を入れていました。休む前にできるだけ仕事を片付けて、旅行先では英国から来た両親、主人、娘とのんびり楽しむつもりでした。ところが、タイのホテルのプールサイドで私は「今月の売り上げがまだ目標に到達していない!」と、パソコンを開いて仕事をしていたのです。

タイでの3日目になってようやく、はっと気付きました。「私は何をやっているの? これをやらなくてはいけないと誰が決めた? 数日の間、仕事をしなくたって何の問題もないのに」。翌朝、朝食のレストランに行くと、初めて見るウエートレスがすてきな笑顔でやってきました。彼女の胸についていた名札は「JOY」。考え方を切り替え、自分にプレッシャーを与えるのをやめたら、喜び(JOY)が来てくれたというわけです。その後は、残り少ないタイの休日を楽しむことができました。

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