2017/5/14

食べ物 新日本奇行 classic

サケの切り身に大根おろし=PIXTA
ご意見 焼き魚に大根おろしは重要な問題です。以前は迷うことなく両方に、最近はおろしにのみ。しょうゆの話です。やはり塩分が気になりますから。焼き魚には酢かポン酢、おろしにはポン酢かしょうゆというパターンも増えています(豊下製菓の豊下さん)

ということは大阪ではサバを含めていろんな焼き魚に大根おろしは珍しくない? この問題に関するメールを待っています。

イワシのたたき=PIXTA
ご意見 サンマは塩焼き。我が家では大根おろしを汁ッ気を絞らずにそのままたっぷり魚にかけて食べます。ちなみに大根おろしににはユズの絞り汁かお酢を入れます。
 我が家ではしょうゆをその上からかける派と、別皿か皿の脇にしょうゆをたらして食べる派に分かれているようです。ただ、時にあいまいになります。
 青魚の食べ方で私が好きなものの一つが、秋の脂が乗った刺身用のイワシをネギとショウガと一緒にたたいて熱々のご飯にのせたものです。アジでも良いですね。これだけで、おかずなしで何杯でもご飯が進むほどです。私はネギトロのようにねっとりするまでたたいた方が美味しく感じられます(食べ物新日本奇行第一部からずっとよんでいますさん)

ここでも大根おろしはサンマの友であるが、サバは登場しない。サバと大根おろしの友好関係には局地的な地域差が潜んでいる可能性が捨てきれない。

サンマ、大根おろしとレモンでさっぱりと=PIXTA
ご意見 焼き魚には大根おろし、たっぷりでお願いします。私も魚の脂を中和して(そして大量に)食べたい方なので。
 おしょうゆは……どちらにもかけません。かけるとしても、レモンなど酸っぱい液体が一番望ましいです。だって、後で喉が渇くんだもん。う~む、これは、酒の肴ってばればれでしょうか。 
 酸っぱさといえば、この前うちのだんなに買っておいたしめサバ。タイミングが合わずに賞味期限を迎えてしまったので焼いてみました。そしたら、酸味はほどほど、脂っこさもほどほどでおいしかったです。今度は「半額」になってるのを狙ってわざと焼こうかなって思ってます(新潟市 矢作ちかぶーさん)

大根おろしは登場するがしょうゆがいない。本当に食べ方は千差万別である。

焼きしめサバは酒に合う。寿司屋でときどき見かける。居酒屋でもまれにある。私は大好きである。「半額」で十分。

ホッケに大根おろし=PIXTA
ご意見 焼き魚の大根。たいてい魚自体に塩味があるので何もかけないで、魚の塩味と中和して食べるのが好きです。魚に味が付いていない場合は魚のみにしょうゆをかけますが、そういう場合は少ないのでは。
 だから、居酒屋などで何人かでホッケの開きを頼むと、すかさず大根おろしにしょうゆをドボドボかける人がいて不愉快です。
 特に秋田・岩手県人は必ず魚とおろしの両方にしょうゆをかけます。塩さばやサンマの開き、魚の味噌漬け、みりん漬けにも必ずしょうゆはかけます。見ているだけで血圧が上がって脳味噌の血管がとんでしまいそうです(これを旧南部藩地域では「あたる」といいます)。
 なぜそのようにしょうゆをかけるのか問いつめたところ、大方の言い訳としか言いようのない返事は「だって、しょうゆ味が好きなんだよ!」というものです。理解できん(池魚@盛岡さん)
辛い塩ジャケ=PIXTA

朝ご飯のたびに塩ジャケに塩を振って妻とけんかになった栃木県人を知っているが、秋田・岩手県人は本当に必ず焼き魚と大根おろしの両方にしょうゆをかけるのであろうか。

味噌漬けやみりん漬けにもしょうゆ?

秋田・岩手県人の反論あるいは自供を求む。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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