関口さんにとってハワイは第二の故郷。ハワイに「旅行する」ではなく、「ハワイに帰る」と言います

「音楽は楽しむもの」原点に気付かせてくれたウクレレ

――今年は、開催が危ういほど前日に大雨が降りました。

関口さん そうでしたね。前日の大雨は、ひどかった。でも、開催当日の朝になったら、からりと晴れた。屋外イベントですから天気だけはどうにもなりません。

――ハワイの神様に守られていますね。

関口さん ウクレレに出合って、「音楽は楽しむもの」という原点に立ち返ることができました。ウクレレが自分のライフスタイルを変えてくれた。ウクレレに救われた、という思いがあります。だから、ウクレレと音楽を通して、ハワイに恩返しができたら、と考えています。ウクレレはハワイの楽器ですからね。

――ウクレレに救われた、とはどういうことですか。

関口さん 音楽をこのまま続けていっていいのか、そんなことを悩んでいた時期が自分の中でありました。大好きだった音楽なのに、一時嫌いになりかけたんです。でも、ウクレレがそんな思いから救ってくれた。今は、昔以上に音楽が好き。これもウクレレに出合ったおかげです。

ウクレレを持っている人はみんな「ライフスタイルが変わるよ」と言います。目の前にある小さな幸せに気づけるというか、野心を持たなくても幸せはここにある、そういうことですね。

――のほほんタイム(NO-FO-FON TIME*)、ですね。

関口さん ウクレレの音色は本当に、心をゆるめる作用がある。誰か研究している人いないかなぁ。ウクレレの音色が人間の脳にどういう影響を与えるのか、知りたいですね。高音域の倍音の中に、きっと何かがあると思う。

*InterFMで毎週土曜朝10時からの関口さん出演のラジオ番組のタイトル

ハワイの子どもたちにウクレレを贈る「ハワイのハワイ化計画」

関口さん 最終的なゴールであり使命は、ウクレレミュージアムをハワイに作ることなのです。そのためにも、ウクピクをずっと続けていきたい。昨年からは、ハワイの公立小学校にウクレレの寄付を始めました。100本寄付しました。ハワイの公立小学校は予算カットで、体育と音楽の授業が削られてしまう。なので、ウクレレがあっても、教えられる先生がいないところも多い。ハワイ生まれのハワイ育ちなのにウクレレを弾けない子どもたちがいる。それは悲しいな、と。だから先生を派遣して、そこで子どもたちにウクレレを教えるような仕組みを作りました。

僕はウクレレに救われたので、ウクレレを通して誰かを救いたかった。

――それが「ハワイのハワイ化計画」ですね。

関口さん そうですね。僕が立ち上げたNPOウクレレ・ファウンデーション・オブ・ハワイの活動の一つでもありますが、ウクレレを通して教育や文化交流の場を作りたい。

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日本の「ウクレレ難民」も助けたい