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お金の真実は給与明細に宿る 春は残業減らして いまさら聞けない大人のマネーレッスン

2017/4/6

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 こんにちは。経済エッセイストの井戸美枝です。この連載では最新の時事ネタを交えつつ、みなさんにとってきっと役立つおカネの知識をお伝えできればと思っています。

 さてさて、時間がたつのは早いもので、もう4月。2017年も4分の1が終わったことになります。このまま気がつくとあっという間に年末……なんてことにならないように、年度のはじめである4月には気合を入れ直したいところ。

 「今年度は○○する!」と目標を立てるには良いタイミングかもしれませんね。例えば、今年度は残業を減らして自分の時間をつくる、など。ちまたでは「月末の金曜日は早退して遊びにいこう!」というプレミアムフライデーなるものが企画されたりして、生産性を上げて労働時間を減らそうという流れがあります。

 残業といえば……。実は、春はできるだけ残業しない方がおトクかもしれません。というのも、4~6月に残業を多くすると「健康保険」や「厚生年金」の保険料が上がる可能性があるからです。

■給与明細をみてみよう

 毎月会社からもらっている「給与明細書」をチェックしてみてください。給与明細からは、自分がどれくらい働いてどれくらいお給料をもらったか、どれくらい税金を納めているかなどいろいろなことが分かって、意外に楽しいですよ。

給与明細の例

 上の給与明細の例で、それぞれの項目を簡単にみておきましょう。

 項目は会社が独自に作ることができ、この例とは違うところもありますのであしからず。

 「1.勤怠」は出勤データの項目です。「出勤日数」「欠勤日数」「残業時間」「特別休暇日数」などが記載されているはずです。

「有給日数」「有給残日数」も載せているところもありますよ。有給残日数は気になりますね。

 遅刻してしまった回数が載っていたり、残業時間もチェックできたり、と1カ月を振り返ることができます。

 「2.支給」は会社から支払われるお給料の明細です。「基本給」「非課税通勤費(月15万円までが非課税)」「残業手当」「家族手当」「資格手当」などが記載されています。会社によって、「基本給」が、「本給」や「職能給」「職務給」など、細かく分かれていることも。

 「3.控除」は差し引かれるお金の項目です。控除される(差し引かれる)お金には、主に「税金」と「社会保険料」の2つがあります。その他にも、組合費や生命保険料などが天引きされていることもありますね。

 税金には、国に納める所得税、地方に納める住民税、復興特別所得税(2037年までの予定)があります。

 社会保険料には「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」、40歳以上の方は「介護保険料」があります。

 このように、給与明細を見ると、税金や保険料をいくら払って手取りがいくら、と「収入」をきちんと把握できます。収入を把握することは家計管理をするうえでも大切なことです。なんとなく振り込みがあって、なんとなく使っていてはダメ。できれば毎月チェックしておきましょう。

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