4月はスタートの季節。気分一新、ビジネスギアを新調したいと考えている人も多いのではないか。スーツやバッグはもちろん、ほころんできた名刺入れも買い替えのタイミングだ。名刺入れは初対面の相手の人となりをはかる材料になるため、意外とチェックしているという人も多いはず。そのため名刺入れは印象に残るものが◎。そこで今回は、ビジネス対応の上品なデザインで、かつ使いやすい構造の「アイデア名刺入れ」にフォーカスした。
使い勝手を追求したワザありデザインが好印象
印象に残る名刺入れといっても、デザインが奇抜なものはいただけない。大人がビジネスで使える落ち着いたデザインであることは必須。それに加えて、使い勝手を追求したアイデア構造で好印象を狙いたい。
意匠登録が認められた独自構造の名刺入れを展開するブランド、レディ オア オーダーに話を聞いた。
「昨年4月より販売を開始した名刺入れ『GO-EN 50』は、旧モデルと比べると売り上げが倍増しています」(groove 7 販売部・部長 毛塚勉氏)
パッと見たときのデザインとしては、一般的なレザー製の名刺入れ。しかし実際に手に取ると、その使いやすさから驚きの声が上がり、「高確率で購入していただける」(毛塚氏)そうだ。他者とは違う少し変わった名刺入れを求める人は多く、それと同時に使い勝手にもこだわりを持つユーザーから支持されているという。
「名刺入れほどビジネスシーンと直結しているアイテムはないと思います。そして自分の個性を相手に表現するために、アイデアのある名刺入れが注目されているのではないでしょうか。名刺交換相手とのファーストコンタクト時に与える印象が非常に新しいイメージになるので、会話の切り口にもなるかとも思います」(毛塚氏)
人とは違う名刺入れを持っているという所有感も高く、使いやすさも申し分ない。今回は、そんなビジネス対応のアイデア名刺入れの注目作を紹介する。
レディ オア オーダー/名刺入れそのものを意匠登録した人気モデル
前述した、意匠登録が認められたレディ オア オーダーの名刺入れ。従来の名刺入れの問題点を解消するために、デザインをイチから考え直して作ったという。注目すべきは外装よりも内部構造で、使い勝手を追求した機能的な意匠が施されている。
まず、名刺を入れるポケットがVカットになっている点だ。これにより右利き左利き関係なく、素早く名刺を取り出すことができる。緊張しがちな初対面の相手との名刺交換もスムーズに行えるのだ。
次に、名刺ポケットに可動式の仕切りを備えている点。自分の名刺と受け取った相手の名刺を分けて収納できると同時に、名刺の枚数にあわせてスペースを使うことができる。
そして、名刺入れのフラップがマグネット留めになっている点。フラップにはマグネットを内蔵しており、しっかり閉じて固定できるため、かばんのなかでフラップが開いて名刺をばらまいてしまうような心配がない。また、フラップが浮くことがないので、名刺入れの上に交換した名刺を安定して置いておくことができる。
この3つの機構を備えたアイデア名刺入れは売れ行き好調で、シボと色味が目を引くシュランケンカーフ(写真右・左下)や、高級皮革のコードバン(写真左上)など、さまざまな革素材で展開されている。
「30~60代と幅広い年齢層の男性を中心にご購入いただいています。最近では女性の購入者が非常に増え、またプレゼントとして選ばれる方も多いですね。購入後に使用感を聞くと、とにかく名刺の出し入れが非常にスムーズになったと、大変喜んでいただけているようです」