落ちない書類、入れたまま書ける 進化形ファイル9選
ビジネスパーソンが日頃抱える、情報収集や片づけの悩みを解決するのが、整理用の文房具だ。斬新な発想で意外な進化を遂げた商品が生まれている。
小物からB5、A4までをひとまとめ、1枚3役のファイルに紙資料を集約
ダブルポケットホルダー<イロキャリ> ライオン事務器/実勢価格389円(税込み)
その代表がクリアファイル。はがきや名刺といった小さいものを入れると、ふとした拍子に抜け落ちてしまうことがある。そんな頭痛のタネを一掃するのが、ライオン事務器が16年に発売した「ダブルポケットホルダー〈イロキャリ〉」だ。A4のクリアファイルに、B5サイズと小物用のポケットを合体させた"1枚3役"の商品だ。ポケットには蓋が付いているので安心だ。硬いPPシート付きで、折れ曲がる心配も少ない。
資料が抜け落ちない蓋やポケット…、女子高生向けが大人にヒット
Pasty(パスティ)クリアーホルダー プラス/実勢価格214円(A4・税込み)
同じく16年発売の「パスティクリアーホルダー」(プラス)も、ポケットと蓋が付いたクリアファイル。女子高生をターゲットに開発されたパステルカラーのクリアファイルだが、「書類を入れ過ぎてもかばんの中で飛び出さない」(福島槙子氏)と大人にも好評だ。カラーは全8色で、ソーダブルーなど比較的落ち着いた色もある。ダブルポケットホルダーと同様、プラスαの機能で、使い勝手が格段に向上した。
2カ所の留め具で書類をガード、A4用紙を10枚重ねても落ちない
落ちないクリアホルダー ベロス/実勢価格292円(A4 5枚・税込み)
一般的なクリアファイルで開いている上辺と右辺の2カ所に、半円状のフラップを用意。これで書類を留めて、落下を防ぐ仕組みだ。A4の書類を最大10枚入れても落ちなかった。カラーは透明のみ。
クリアファイルの2辺にチャック、"完全密封"で脱落を防ぐ
クリアーホルダーチャックタイプ キングジム/実勢価格486円(A4 10枚・税込み)
書類の脱落を防ぐために、上辺と右辺の2カ所にチャックが付いているクリアファイル。書類の出し入れ時にチャックを全開にすれば、広い開口部で作業がラクにできた。A4用紙を10枚まで収納可能。
フォルダーに入れたまま直接書き込める、上下のフラップで書類を押さえる新方式
Kakeru-Book ビュートンジャパン/予想実売価格700円(8面・税別)
ファイルフォルダーの弱点を意外な方法で克服したのは、2017年3月にビュートンジャパンが発売した「Kakeru-Book」。一般に、フォルダー内の書類に文字を書き込むには、いちいち紙を取り出さなければならないが、これなら出さずに書ける。仕組みは簡単で、上下のフラップで紙を押さえているだけ。これで作業効率がかなり上がる。8枚収納できるタイプの他に、16枚タイプ(予想実売価格1100円・税別)もある。
7つに仕切られたフォルダー、"挟むだけ"で書類を保管
Part File 7 Leitz(ライツ)/実勢価格1274円(税込み)
7つのタブが特徴の紙製フォルダー。書類を挟んだら、付属のゴムバンドで留めるだけの簡単設計だ。色分けされた7つのページで、書類を分類できる。1週間の作業に合わせて使い分けてもいい。表紙の色はイエローの他に、レッド、ブルー、グリーンがある。
いつものクリアファイルを貼り付けて活用、ページをめくるように管理
はがせるくっつくファイル ニトムズ/実勢価格1180円(税込み)
A4サイズのクリアファイル複数枚を、1つにとじておけるフォルダー。背表紙の内側に強力な粘着テープがあり、クリアファイルの背を立てて固定する仕組みで、10枚以上のクリアファイルを取り付けられた。粘着力は強く、100回着脱しても使えるという。
書類が増えると背幅も広がる、脱落防止用ストッパーも便利
クリヤーホルダーブック<ノビータ> コクヨ/実勢価格515円(6ポケット・税込み)
書類の量に応じて背幅が変わるフォルダー。各ページに書類の脱落を防ぐストッパーが付き、持ち運び時にポケットからの書類の飛び出しを防ぐ。ストッパーには文字を書き込めるため、ポケットごとに分類しやすかった。
検索性が高いファイルボックス、最大450枚の資料を持ち運べる
noie-style ドキュメントボックス ヨコA4 LIHIT LAB./実勢価格1400円(税別)
「検索性」「容量」「可搬性」の3つを満たすファイルボックス。仕切りは色で分類される。蛇腹を開くと大きく広がり、目的の資料を探しやすかった。A4用紙を最大450枚収納できる。ゴムバンドで留められるので持ち運びにも便利だ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2017年3月号の記事を再構成]
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