15周年「サロン・デュ・ショコラ東京」直前チェック

日本初上陸「ベロ&アンジェリ」は2013年、シェフのセバスチャン・ベロさんとブランドディレクターのダヴィッド・アンジェリさんがフランスのトゥールーズで立ち上げたショップ。ショコラ アソート(9個入り)3780円(税込み)
日本初上陸「ベロ&アンジェリ」は2013年、シェフのセバスチャン・ベロさんとブランドディレクターのダヴィッド・アンジェリさんがフランスのトゥールーズで立ち上げたショップ。ショコラ アソート(9個入り)3780円(税込み)

年が明けるとデパートやパティスリーの店頭には美しいたたずまいのチョコレートが並びはじめます。なかでも注目を集めるのが、2月2日から5日まで開催される「サロン・デュ・ショコラ東京」。もともとはパリで始まったチョコレートの祭典で、さまざまなショップのチョコレートが集結するほか、シェフによるトークショーも行われ、チョコレートのマニアだけでなく幅広く楽しめるイベントとして人気を集めています。

2017年は会場を東京国際フォーラムに移し、広さは1.5倍に。さらに規模を拡大したチョコレートの祭典を楽しむためのポイントと、今年の注目のチョコレートをご紹介します。

2016年の「サロン・デュ・ショコラ東京」には50人を超えるシェフたちが登場

気になる限定チョコを事前にチェック

伊勢丹新宿店のサロン・デュ・ショコラ バイヤーの秋山勇志さんによると、スムーズに楽しむコツは、会場に行く前に「自分の好みや気になるチョコをチェックしておく」「実際に会ってみたいシェフやサインをもらおうとしているシェフのチェック」「会場でしか食べられないテイクアウトのアイテムを決めておく」ことだそうです。

サロン・デュ・ショコラ東京の特徴のひとつが、世界の最先端や日本初上陸のチョコレートがあること。フランスの「ニコラ・ベルナルデ」や「ベロ&アンジェリ」、スイスの「トーマス・ミュラー」などのほか、世界のシェフたちによるサロン・デュ・ショコラのための新作など、最新のチョコレートが競い合うように勢ぞろい。

特別企画商品「セレクションボックス」は、4種類のボックスごとに複数のブランドのチョコレートが1粒ずつテーマに合わせてセットになっており、とても人気。特に今年はサロン・デュ・ショコラ東京がスタートして15回目という区切りの年。それを記念して、15人のトップショコラティエたちによる「最先端」のチョコレートを集めています。それぞれの似顔絵をプリントし、ボックスに入れた「LES GENS DU CHOCOLAT | ショコラな人々」は、チョコレートの最新トレンドがぎっしり詰まった話題作です。

「LES GENS DU CHOCOLAT | ショコラな人々」9180円(税込み)

時間に余裕を持って会場入りを

各店舗のブースには、現地で会うことが難しいトップシェフたちも登場。購入時にはサインをしてもらったり、一緒に写真を撮ってもらったりする人もたくさんいて、例年盛り上がっています。

そして、その場で食べられる「テークアウト」ゾーンには25種類ほどのアイテムが。おすすめはジャン=ポール・エヴァンの「クッサン ダムール」。“ジャムの妖精”とも評されるクリスティーヌ・フェルベールさんとジャン=ポール・エヴァンのコラボレーションです。ショコラ クレープにジャムを塗り、タヒチ産バニラの香る生クリームをたっぷり詰めています。

ジャン=ポール・エヴァンの「クッサン ダムール」。オレンジ&パッションフルーツ(左)とアマレナ&グリオットチェリー(右)の2種類あり、価格は864円(税込み)

ここでしか出合えないチョコレートを手にするには、公式サイトのカタログをチェックするなどしっかり事前リサーチを。さらに例年、入場だけでなく購入にも行列ができるので、時間に余裕を持って会場入りをするのがおすすめです。

サロン・デュ・ショコラ東京 http://www.salon-du-chocolat.jp/

(取材・文 GreenCreate)