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グルメ・トラベル

癒やされる以外何もしない、今度のハワイ

2016/12/21

恒例のホノルルマラソンも終わり、本格的なハワイシーズン到来です。冬のオンシーズンには、クジラの大群が見られる可能性も高くなります。ドルフィンスイミングやサーフィン、ショッピング、そしてリラックスを目的に、年末年始をハワイで過ごす方もたくさんいるでしょう。

特に最近は「ハワイでゆっくりリラックス、充電」を望む人が増え、また「おひとり様ハワイ」もトレンドになってきました(詳細は「幸せになるならハワイ 前に進む力を授かる」参照)。

リセットと癒やしのためだけに行くハワイの旅で訪ねてみたい場所をご紹介します。

■足をゆだねて気持ちを解放

ハワイ初の本格フットケアサロン「フットソース」は、オアフ島・ワイキキ、アラモアナ・ショッピングセンター裏のビルの一室にある小さな人気サロン。ワイキキにはネイルサロンはたくさんあるのに、足をケアする本格的なサロンがありません。ワイキキでネイルサロンに勤務しながら「ハワイにはサンダル文化が根付いているのに誰も足をケアしようとしない。みんな足が疲れているのに」と感じたユキコさんが「ないならば自分で作ってしまおう」とオープンしたのが「フットソース」です。オープンとともに、足裏がゴワゴワになったロコたちや、外反母趾(ぼし)やタコ、巻き爪などに悩む日本からの旅行者が口コミで多く訪れるようになりました。

「乳がん手術の後に免疫力が低下し、足の爪が変形・変色して固まってしまって、病院でも治らないといわれたというお客さまがいらっしゃったことがあります。特殊な爪切りでケアをして差し上げたらうれし泣きしていました」(ユキコさん)

足の裏をゆだねることで自然と心が解放されるのでしょうか。ケアを受けながら悩みを話していく人も多いそうです。「足を見れば心が弱っているかどうかわかります。足には心身の状態が反映されるという考え方から、ハワイには『トウリーディング』という占いもあるほどです」(同)

ワイキキのフットケアサロン「フットソース」のユキコさん

10年ほど前に人気絶頂だったハワイのスパやマッサージも、最近は「高すぎる」と敬遠する女性が多く見受けられます。その一方で、問題解決型のサロンには積極的に行く傾向があるようです。「旅の予定を聞いたら『このお店以外ないです』という日本からのお客さまもおられました。ホテルから一歩も出られないから来て!と呼ばれてケアに行ったこともあります」(ユキコさん)

■自分の声、楽器…「音」で癒やされる

クリスタルボウルや「音さ」など、音を使った癒やしを目的とする楽器のひとつに、タオ・ライアー(ハープ=たて琴)があります。奏でる音を使って全身のリラックスを促すというもの。ハワイではサウンド・ヒーリング・セラピストの操さんが、3年前からホノルルで主にオンコール(出張スタイル)でセラピーを行っています。宿泊先のホテルや、カピオラニ公園の木陰など、受け手の希望する場所へ出向いています。「公園で行えば、風の音や小鳥のさえずりがさらなる手助けとなって、特別な体験ができると思います。虫が苦手でなければ屋外で受けるのがいいですね」

タオ・ライアーのセラピーを行う操さん(写真:大崎百紀)

操さんによるセッションは、座った状態で深い呼吸の練習と、自分で意識的に声を出しながらボイス・ヒーリングを行い、その後に横になったまま30分間、体に乗せたタオ・ライアーが奏でる音を全身に浴びながらリラックスするというもの。価格は初回1時間100USドル。常に時間に追われる日本での生活で呼吸が浅くなり、前かがみになってしまっているような人には特によさそうです。じわじわとした安心感から「もう私は今のままで大丈夫」、そんなふうに思えてくるかも。

■ハワイらしさいっぱいのヨガタイム

カピオラニパークやアラモアナパークを歩いていると、早朝にランニングをする人を多く見かけます。この光景はハワイならでは。せっかくハワイにいるのだから体内時計を「ハワイタイム」にセットして、ロコたちと一緒に青空の下の公園でランニングやストレッチもよさそうです。

旅行者も気軽に参加できるのがクリスティーンさんのヨガ。月~金曜日の朝9時からの1時間、カピオラニパークにヨガマットを敷いてヨガを行います。予約不要で、参加費用は1回10USドル。数に限りがありますがマットも無料で借りられるため、身一つで誰でも参加できます。しかも日本語OK。ポーズの指示も日本語があります。上を見上げるポーズをすると、視界に広がるのは抜けるような青空。鳥の声と波音が自然のヒーリングミュージックになります。

公園でのヨガタイムを主宰するクリスティーンさん

さらにハワイらしさを味わうなら「Alohaflow(アロハフロウ)」というボディワークがあります。こちらはハワイ在住の日本人、ミイラニ・Y・クーパーさんのオリジナル。ハワイの文化であるフラとヨガを融合させた動きは、まさに「いいとこどり」。フラダンスのステップを踏むような動きもあり、体幹を鍛えながら楽しく体が動かせると好評です。

ミイラニ・Y・クーパーさんが主宰する「アロハフロウ」(写真提供:ミイラニ・Y・クーパー)

■ハワイで人生リセット

筆者は10年前に『リセットハワイ』(ソニー・マガジンズ)という書籍を出しました。仕事に恋愛、人間関係などすべてに行き詰まり、最後に自分にできた決断が「ハワイに行くこと」でした。ハワイには自分を見つめ直せる場所や人がきっとある(いる)はず、というあの時の何かにすがるような感覚は、今でも鮮明に覚えています。当時滞在していたマウイ島には、ロミロミマッサージとストーンセラピーぐらいしかありませんでしたが、人生をやり直すには十分でした。それに比べたら今は、オアフ島・ワイキキのカラカウア通り近辺には、石を投げたら当たるのではないかというほど癒やし関連の店が激増。ハワイの癒やしビジネスは成熟し、人々のハワイでの過ごし方にも変化が見られるようになりました。

島そのものがエネルギーにあふれたパワースポットのようなハワイ。自然には精霊が宿るといわれ、多くの神話が残っています。大地も海も青空も、訪れる人の人生を丸ごと受け止めてくれそうな力強い存在。自分を見失いそうになったとき、人生の再スタートを切りたいとき、体と心を変えたいときなどに、思いきって行ってみるのもいいかもしれません。

(ライター 大崎百紀)

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