情報漏洩防ぐ 「暗証番号付き」USBメモリー
キングストンテクノロジーの「データトラベラー2000」は、強固なセキュリティー機能が特徴のUSBメモリー(図1)。メモリー内に保存されたデータは自動的に暗号化され、本体のキーパッドを使って暗証番号を入力しないと解除されない仕組みだ。
実際の使い方は、先に7~15桁の暗証番号を押して、暗号化を解除してからパソコンのUSB端子に挿す(図2)。パソコン上で認識されれば、通常のUSBメモリーと使い方は同じだ。USBメモリーをパソコンから取り外すと、再び暗号化される。
暗証番号はユーザーが任意のものを登録する。注意したいのは、暗証番号を約10回間違えると自動的にメモリー内のファイルが消去されてしまうこと。しかも、後から復元できない処理まで施される徹底ぶりなので、暗証番号は絶対に忘れないようにしたい。
データトラベラー2000には「読み取り専用モード」も用意されている。このモードにするとメモリー内に新しいファイルを追加したり、ファイルの上書き保存ができなくなる(図3)。
持ち歩くときは付属のカバーを装着すれば、誤ってキーが押されるのを防げる(図4)。万一、ファイルが自動消去されると、復元できないだけでなく、メモリー内にアクセスすることもできなくなる。その場合はウィンドウズの機能でフォーマットすれば工場出荷時の状態に戻せる(図5)。
(日経PC21 石坂勇三)
[日経PC21 2017年1月号の記事を再構成]
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