「プラスα」の技あり手帳 紙の長所極める7冊
スマホの普及が進んでいるにもかかわらず、スケジュール管理ではデジタルからアナログへ"回帰"する人が増えているという。一覧性や入力では、やはり紙の手帳にまだ分があるようだ。
週や月の予定を1度に見られるなど、スマホにはない一覧性の高さを生かした手帳が標準になりつつある。そうしたなか、最近増えているのが紙の長所を窮め、従来の手帳にはなかった"プラスα"の機能を付加した商品だ。
「月」を俯瞰(ふかん)しながら週間の予定を立てる
実勢価格2376円(税込み)
B6変型/週間バーチカル/月間ブロック/年間プラン
「マグネット・Z・フラップ」(マークス)は、表紙を右にも左にも開けるユニークな手帳。左方向に開けば、そのまま週間バーチカルの手帳として使える。表紙にはカレンダーが入ったポケットがあるので、広げておけば週と月の予定を1度に確認できて便利だ。
表紙を右方向に開くと、年間カレンダーと付箋を貼っておけるTo Doスペースが現れる。スケジュールページを開かなくても、今やるべきTo Doをすぐに見られるのは大きな魅力。
最新の2週間を見開きで確認、左右どちらでも使えるリフィル
実勢価格566円(税込み)カバーは別売り
A5サイズ/週間バーチカル
ページを左右に移動できるのが「スライド手帳」(あたぼう)だ。用紙の両側にリング用の穴が開いたシステム手帳用のリフィルで、例えば右ページにある予定はそのまま左ページに"スライド"可能。最新2週間を常に見開きで確認できるなど、他の手帳にはない機能が特徴だ。
机なしでも記入しやすいクリップボード型手帳
実勢価格1600円(税別)
A4サイズ/月間ブロック
クリップボードとしても使える、大型の手帳。見開きの月間ブロックタイプだが、A4サイズのため予定を書き込むスペースは広め。クリップボードにはコピー用紙など約30枚保持できる。立ったままでも記入しやすいので、立ち仕事などでの利用に向いている。
スケジュールとメモを同時に書き込める
実勢価格2808円(税込み)
B6ナローサイズ/週間バーチカル/月間ブロック/年間プラン
週間バーチカルのスケジュールページを開いたまま、メモもできる。メモパッドは方眼タイプで、手帳のページ内に折り込めばしおりとしても使える。手帳部分のノートは8ページと少ないが、月間ブロックや見開きでの年間プランページを用意するなど機能は必要十分。名刺や付箋を収納できる透明ポケットやゴムバンドなども便利だ。
毎日の"ルーティン"を管理できる新フォーマット
実勢価格1500円(税別)
B6サイズ/週間ホリゾンタル(独自)/月間ブロック
毎日の"習慣づくり"に向くユニークなフォーマットの手帳。日付が見開きの中央にあり、その左側に毎日のデータを記入できる「ルーティントラッカー」を配置している。毎日行うタスクや睡眠時間などを書き込めば、身に付けたい習慣づくりなどに役立てられる。
家族の1カ月の予定がひと目でわかる
実勢価格1250円(税別)
B6サイズ/月間ブロック/月間横ケイ/年間プラン
家族の予定を管理できる手帳。月の前半が左ページ、後半が右ページに並んだ見開き1カ月の「横ケイ」タイプで、背景の色によって最大4人分の予定を書き分けられる。家族の1カ月の予定を俯瞰できるのは非常に便利。同僚の予定やプロジェクトの進捗などを書き込めばビジネスでも使える。
スケジュールだけでなく「家計簿」も記入できる
実勢価格860円(税別)
A6サイズ/週間レフト/月間ブロック/年間プラン
週間レフト式のスケジュールと家計簿ページが連動した、予定管理とマネー管理を同時に行える手帳。項目ごとの集計や、その週に使った総額などもページ内で計算できる。「年間収支記録表」や「クレジットカードの利用控え」などのページもあり、1冊で家計簿と予定を総合的に管理可能だ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年12月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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