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モノ・フラッシュ

高級感あるスマート時計 LED100個で自在に光る靴

日経トレンディ

2016/11/2

VELDT SERENDIPITY(左)とno new folk studioのOrphe(右)
日経トレンディ

日経トレンディがスタートアップ商品大賞に選んだ製品の中からファッション部門の大賞2つを紹介する。

「ファッションとテクノロジーの融合」。服飾業界では以前から叫ばれてきたフレーズだが、技術や芸術性が強調されすぎて、実用性に乏しい例も少なくなかった。しかし最近は、アナログとデジタル、それぞれの良さをうまく取り入れ、見た目だけでなく実用的にも優れた製品・サービスが現れている。

■“ダサくない”国産スマート時計、VELDT SERENDIPITY

最新のスポーツモデル「RX」(実勢価格11万6640円・税込み)

流行中のスマートウォッチだが、ガジェット然とした雰囲気が抜けず、どこか安っぽい見た目の製品も多い。そこへ現れたのが、「メード・イン・ジャパン」の高級スマートウォッチブランド、VELDT(ヴェルト)の「SERENDIPITY(セレンディピティ)」シリーズだ。2014年の発売以降、熱狂的なファンを獲得し、百貨店を中心に販路を拡大。16年7月には新たに、ラバーベルトのスポーツモデルを発売した。

「新しい技術だからといって、ユーザーにいい影響を及ぼすとは限らない」(CEOの野々上仁氏)。その言葉通り、アナログとデジタルのバランスの良さが最大の特徴だ。時計部分は独立したバッテリーで動き、電池切れの心配が少ない。必要な情報は小型画面に加え、文字盤の周囲に配置されたLEDでも通知する。天気予報では、晴れならLEDがオレンジ色に点灯する、といった具合。細かな文字を読まずとも必要な情報が手に入る、他にはない新鮮な感覚のスマートウォッチだ。

専用アプリ経由でスマホと連係
歩数計などに加え、日本交通のタクシーをボタン操作だけで呼ぶ機能もある

今後の予定としては、「今、高級時計の世界では薄型ケースがトレンド。そこで薄型モデルに加え、リストバンドタイプも開発中」(CEOの野々上仁氏)だという。発売されればブランドへの注目度はさらに高まるだろう。核となる回路を他社にOEM供給する事業も始める。

■動くと光る“スマートフットウエア”、Orphe

約100個のLEDを内部のCPUで制御し、光の色やパターンを出し分けている

「靴を表現の道具に」。そんな発想を具現化したのが、no new folk studio(ノーニューフォークスタジオ)の“スマートフットウエア”、「Orphe(オルフェ)」だ。16年9月に自社サイトや百貨店などで発売して以来、製造が追い付かないほどの人気を集めている。

スマホとはBluetoothで連係

ただの光る靴ではない。内部に加速度、ジャイロなどのセンサーを内蔵しており、足踏み、キック、傾けるなどの動作に応じて光の色やパターンが変わる。さらに、色や光り方はスマートフォン(スマホ)アプリから簡単にカスタマイズ可能。スマホと連係し、動きに応じてスマホ側から音を出すことも可能だ。

「日常が表現になることの楽しさ」(CEOの菊川裕也氏)から、アーティストのみならず幅広く買われているという。今後はさらに、アプリの開発キット(SDK)の一部も公開し、新たな楽しみ方をユーザーが自由に開拓できるようにする計画だ。

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2016年11月号の記事を再構成]

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