一工夫で不便を便利に 手間を減らすグッズ6選

アイデア一つで、日頃の手間を激減させるグッズがある。2016年7月に発売された「かわるビジネスリュック」(バリューイノベーション)と「ひとまとめ財布」(Beahouse)は、その代表格。リュックには仕切りを動かして容量を変えられるポケットが備わり、財布は振れば鍵を取り出せる構造を採用するなど、取り出しやすさに特化している。
一方、日常的に使っているものに機能を"ちょい足し"することで、後の面倒を軽減できるグッズもある。例えば「めいしふせん」(ビバリー)は、受け取った名刺にその人の特徴を書いて貼れる半透明の付箋。後でどんな人だったのか思い出せない悩みを解消できる。「bobino KEY CLIP」(bobino)は、かばんの内ポケットに付けられる鍵専用フックで、探す手間を省ける。キッチンのシンクに取り付ける「ちょいおきリーフ」(曙産業)は、菜箸やお玉を置くための商品だが、これだけで調理が格段にラクになる。
身の回りのものを転用することで、無駄な労力を減らすアイデア商品もある。「そのまま洗える衣類ケース」(無印良品)は、洗濯ネットを旅行用の衣類ケースに転用したもの。帰宅後、使用済みの靴下や下着を入れたまま洗濯機に放り込める手軽さは画期的だ。
"容量可変ポケット"を搭載 リュックにもバッグにも使える

実勢価格1万9950円(税込み)
仕切りを動かして広さを変えられるポケットを備えたリュック。ポケットは最大時に500mLのペットボトル4本が優に入る広さで、デジタル一眼カメラもラクに収納できた。仕切りを倒せばリュック全体を1つの荷室として使える。ポケットは全部で4カ所あり、リュックを横に倒せば、ビジネスバッグとしても利用できる。

ボタンを押すと探しものがすぐ見つかる 4つまで割り当て可能

実勢価格2499円(税込み)
最大4つのものを見つけ出せる便利ツール。自宅の鍵など、なくしやすい小物に受信機を取り付けて使う。発信機のボタンを押すと、該当する色の受信機のブザーが鳴り、LEDライトが点灯する。ブザー音は75~80dB(電車の車内並み)と大きく、すぐ見つけられた。

財布とキーケースが合体 ひと振りすると鍵が飛び出す

実勢価格1万800円(税込み)
片手で振ると、中に入っている鍵が飛び出す財布。小さいキーホルダーを探し回ることなく、スマートにドアを開け閉めできる。鍵は、財布にゴムひもで留められているため、振ると先端が飛び出る仕組みだ。使用後は、ゴムひもの反対側を引っ張って収納する。財布とキーケースをまとめて管理できるのもいい。ただ、しっかりと財布を押さえて振らないと、中に入っているカードも一緒に出てしまうので注意したい。

鍵のないドアをロック 工事不要でノブにかぶせるだけ

実勢価格5940円(税込み)
小さい子供に勝手に入られたくない部屋がある──。そんなときに使えるのが、この補助錠。ドアノブをすっぽり覆って回せなくするので、ロックのないドアでも交換工事をすることなく、施錠と同様の効果が期待できる。4桁の暗証番号を設定した後、ドアノブにかぶせ、リングを回して締めるだけと取り付けは簡単だ。鍵付きの玄関ドアに使えば、ピッキングやサムターン回しを防止できる。

かばんの内ポケット用"フック" 鍵がすぐ見つかる


実勢価格280円(税別)
かばんに入れた鍵が見つからず、慌てた経験がある人は多いだろう。「bobino KEY CLIP」を使えば、かばんの内ポケットを鍵の"定位置"にできるため、すぐに見つけられる。内ポケットの縁を挟むように取り付けて、鍵をつるすだけでいい。
相手の特徴を貼って残せる名刺用付箋

実勢価格480円 (税別)
イベントなどで大量に集まった名刺。後で見返しても、どのような人だったのか思い出すのが難しい。そこで役立つのが「めいしふせん」だ。日付や場所、相手の特徴を書いて名刺に貼っておける。タブが付いているため、名刺に貼ったまま分類でき、探す手間も減らせる。

(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2016年10月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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