あなたの将来を台無しにする「致命的な言葉づかい」

職種や年齢、立場などでふさわしい言葉づかいは、微妙に変わってきます。
例えば、32歳、社会人としての経験は10年と変わりなくても、経営者の立場にある人と、社員ではその発言の重みが違います。経営者の発言は、ひと言であっても会社の命運を決めるもの。失言は許されません。もちろん社員としての発言であっても、会社を代表しているのだという意識は欠かせませんが。
極端な例ですが、お医者様や教職に就いている方などが「ヤバイ」とひと言口を滑らせたら、一瞬にして信用を失うでしょう。言葉づかい一つで、将来を閉ざしてしまうことすらあるのです。
そうはいっても言葉づかいを難しく考える必要はありません。社会人としての礼儀をわきまえながら、あなたらしさを伝えればいいのです。
気を付けるのは、
●若者言葉
●ビジネス会話特有の言い回し
この2つがポイントになります。
ビジネスで若者言葉を使う人は軽く見られる
敬語は覚えても、なかなか直すことができないのが「若者言葉」です。ちょっとした弾みに出てしまうのです。
よく耳にするのが「ヤバイ」「うざい」。他にも「若者言葉」だと受け取っていないのでしょうね。「なにげに」を使う方も見受けられます。
これらはプライベートで使うには問題はありませんが、ビジネスシーンでは慎むべきです。あなたが有能で、それまでていねいに敬語で話していても、ひと言「ヤバイですね」などと「若者言葉」を口にすれば、今までの努力が水の泡になるでしょう。あなたの話し方は、付け焼き刃であることが分かってしまいます。
また、感情を示す「ありえない」「ビミョー」「ぶっちゃけて」などは、幼稚な印象を与えますから、ほかの言葉に置き換えて話しましょう。
(例)
「ありえない」→「あるはずがない」「ありそうもない」
「ビミョーですね」→「判断が難しいですね」「良いとも悪いともいえない」