海外ドラマランキング 1位はシャーロック特別編2016年8月 月間レンタルランキング

日経エンタテインメント!

海外ドラマのレンタル人気作1位は、世界的に大ヒットしている『SHERLOCK/シャーロック』シリーズの特別編。2、3位には往年のヒットシリーズが復活した『X-ファイル 2016』『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』が入った。TSUTAYAの海外ドラマ8月度レンタルランキングを基に、今どんな作品が人気なのかを紹介しよう。

『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』KADOKAWA (c)2015 Hartswood Films Ltd.A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced by Masterpiece Distributed by BBC Worldwide Ltd.

1位となったのが『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』。英国BBCで2010年にスタートした『SHERLOCK/シャーロック』シリーズはシーズン1~3が制作されており、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンを演じたベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンが世界的に大ブレイクした。その特別編として今年1月に英国で放送されたのが本作。日本では2月に劇場公開された。『SHERLOCK/シャーロック』シリーズは、現代のロンドンを舞台にシャーロックがスマホやパソコンを駆使して事件を解決するという斬新な設定が評判を呼んだが、特別編は原作と同じ19世紀が舞台。セットから衣裳まで当時の風景を再現して、主人公の2人を過去の世界に出現させたのが、現代版のシリーズを見慣れたファンには逆に新鮮で、話題を呼んだ。本作だけでも楽しめるが、シーズン3からつながる展開もあり、新作が待ち遠しいファンが飛びついてレンタルで一番人気となった。最新作となるシーズン4は17年1月から英国で放送される予定だ。

往年のシリーズが復活

『X-ファイル 2016』20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(c)2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

2位の『X-ファイル 2016』は1990年代に熱狂的なファンを生み出した『X-ファイル』シリーズの13年ぶりとなる最新作。全米では今年1月から放送された。主役のモルダーとスカリーを再びデイビッド・ドゥカブニーとジリアン・アンダーソンが演じるなど、オリジナルのキャストとスタッフが再集結したとあって、往年のファンを中心に大きな反響を呼んだ。全6話のミニシリーズで1話完結なので、初めて見る世代でもすんなり入っていける。

『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』NBCユニバーサル・エンターテイメント(c)2015 Universal Studios. All Rights Reserved.

3位の『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』は、こちらも世界的なメガヒットを2000年代に記録した『HEORES/ヒーローズ』シリーズの新章。全米では15年に放送された。前作にあたるシーズン4のラストから5年後の世界が舞台という設定のため、新しい世代の能力者がキャストの中心。日本人女優の祐真キキが“刀ガール”ことミコ・オオトモ役で抜擢されたのも話題。「ヤッター!!」の決めセリフでブレイクしたヒロ役のマシ・オカら旧シリーズのキャストも登場するので、以前からのファンにも嬉しい。TSUTAYA MD販促部映像ユニット レンタルチーム 海外ドラマ担当の中山知美氏によると、この2作は「ブームだった当時に見ていた世代を中心に多く借りられている」という。

『SUPERGIRL / スーパーガール』ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント(c)2016 Warner Bros. Entertainment Inc. SUPERGIRL and all related pre-existing characters and elements TM and(c)DC Comics based on characters created by Jerry Siegel & Joel Shuster. SUPERGIRL series and all related new characters and elements TM and (c)Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

4位の『SUPERGIRL/スーパーガール』は、DCコミックスの人気美女ヒーローであるスーパーマンのいとこが地球を守るべく、スーパーガールとして宇宙から来た敵と戦う。全米では15年10月から放送が始まり、今秋にはシーズン2が放送される人気作となっている。映画化されたこともある高い知名度に加えて、ヒロインの鬼上司を『アリー my Love』でおなじみのキャリスタ・フロックハート、養父母を映画『スーパーガール』でスーパーガールを演じたヘレン・スレイターと、テレビシリーズ『新スーパーマン~Lois&Clark』でスーパーマンを演じたディーン・ケインが演じるなど、往年の洋画や海外ドラマのファンに懐かしい要素も多い。レンタルユーザーも「40~50代以上の男性が多いのが特徴。若いころに映画『スーパーガール』を見ていた層に注目されている」(中山氏)。

『ウォーキング・デッド』が圧倒的人気

『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』KADOKAWA (c) 2015 AMC Film Holdings LLC.All Rights Reserved.

5位の『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』は、ゾンビがはこびる世界でのサバイバルを描く大ヒット作『ウォーキング・デッド』のスピンオフとなる前日談。全米では15年から放送開始。『ウォーキング・デッド』ではわからなかった、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがどのようにして大量発生したの発端が描かれるとあって、本家のファンを取り込んで、こちらも世界的な人気作となっている。

本家の『ウォーキング・デッド』はレンタルランキングのトップ30に、DVDリリースされているシーズン5までの全作がランクインしており、近年の海外ドラマで最大のヒット作となっていることがわかる。この10月からは最新作となるシーズン7の全米放送が始まり、米国での放送直後に日本を含む世界125以上の国と地域で同時放送される。こちらも大きな話題を呼びそうだ。

(日経エンタテインメント! 小川仁志)

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編集:日経エンタテインメント!
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