ダレノガレ明美 このイヤホンなしじゃ生きていけない
著名人が、お気に入りのモノについて語る連載「私のモノ語り」。今回の語り手はモデル・タレントとして雑誌やバラエティー番組などで活躍中のダレノガレ明美さん。自らを音楽依存症と語る彼女のライフスタイルにぴったり合ったイヤホンとは? ショッピングは即断即決という彼女が、自分に課しているハードルとはどんなことでしょう。
着用時のフィット感が忘れられず購入
私の生活になくてはならないものが、BOSEのインイヤータイプのノイズキャンセリング・ヘッドホン(以下イヤホンと表記)です。
2年ほど前にBOSEのモデルをやらせていただいたんですが、モデルの仕事が終わっても、そのときつけたイヤホンのフィット感が忘れられず、1年ぐらい前に自分で買いました。
最初はノーマルタイプを購入。それでもじゅうぶん満足していましたが、ある日、お友だちに貸してあげることになって……。たった数日のことなのに返ってくるのを待ちきれず、もうひとつ買っちゃおうと(笑)。どうせ買い足すならもっと自分のライフスタイルに合ったものがいいなと思って、周囲の音を打ち消してくれるノイズキャンセリングタイプにしたんです。
雑音嫌いな私にぴったりのノイズキャンセリング機能
実は私、音楽がないと電車はもちろん、新幹線にも飛行機にも乗れないんです。もともと音楽好きなので朝起きた瞬間から聴いてはいるんですが、移動中は特に音楽を必要とします。
人が多い場所でのザワザワした雑音が苦手で。たとえば、電車の中でノートパソコンのキーボードをたたいている音とか、大きなせき払いとか「ビクッ」とするほど気になるというか、「音」に敏感なんです。だから、音楽に集中して周囲の音をシャットアウトしています。音楽に助けられているというか、音楽依存症ですね(笑)。
たまに自分のイヤホンを忘れて、他のイヤホンで代用することがあるんですが、「え?こんなに違うの?」っていうぐらい周囲の雑音が漏れ聞こえてきて、びっくりします。普通のイヤホンだと、どうしても外の音が漏れ聞こえてしまうので、ノイズキャンセリング機能は私にとって必須です。もうこのイヤホンなしじゃ生きていけない(笑)。
高機能なぶん少し高価でしたが、このイヤホンのおかげで移動中のストレスがすごく減りました。しかもとても長持ちしているし、買ってよかったと満足しています。
それまではぜんぜんこだわりがなくて。「どうせ壊れちゃうものだから」と付属のイヤホンそのまま使ったり、低価格なイヤホンをなんとなく買っていたりしたんです。だけどやっぱり、適当に選んだモノは長持ちしません。自分にとって大切なものは慎重に選ばないといけませんよね。
欲しいモノは、自分の力で買えるようになるまでガマン
イヤホンを買うときもほとんど迷いませんでしたけど、基本的に買い物は即断即決です。これはわりと昔からで、子どものころはお年玉をもらったらその日にぜんぶ使っていました(笑)。
そうはいっても、高価なものを買うときはさすがに私も迷います。だから、「仕事をがんばったら」とか、自分の中で目標を決めて、それをクリアしたときにご褒美として買う!と決めています。
最近は自分への誕生日プレゼントに靴を買いました。店頭で見て即気に入ったんですけど、サイズがなくて。でもどうしても欲しかったから、ヨーロッパから取り寄せてもらったんですよ。
ほんとうに欲しいモノのためならがんばれるし、欲しいモノは自分の力で買うっていうのがわたし流です。自分で買ったモノってやっぱり大切にするじゃないですか。使えなくなるまで使い込むし、不要になっても捨てるのはもったいないから、誰かにあげたり。最後の最後まで大切にするんですよね。
ほれ込んだモノしか買わない分、モノとの出会いは大切にしています。妥協することはいっさいないし、長く使いたいから流行も追いません。
洋服にもあまりお金をかけないですね。もしお金をかけるなら小物のほうがいいかな。バッグや靴ならはやり廃りも少ないですし。最近は物欲がなくなってきている私ですが(笑)、腕時計を持ってないので、大人っぽいモノがひとつ欲しいと思っています。
1990年7月16日生まれ。ブラジル出身。父親は日本人とブラジル人のハーフ、母親はイタリア人。2012年5月、雑誌『JJ』でモデルデビューし、現在モデル業を始め、数多くのテレビや雑誌で活動中。2016年8月より、花王のシャンプー&コンディショナー「エッセンシャル」新CMに出演中。
(ライター 葉月けめこ、写真 勝山弘一)
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